「フィッシュマガジン」 昭和42年3月号 第3巻3号 通巻11号 その2
ステンレス水槽の出来るまで 白黒写真2ページ
12枚の写真で順序を説明
水槽の歴史 牧野信司 1ページ
日本の水槽の歴史
熱帯魚用水槽の今昔
水槽の種類 牧野信司 1.5ページ
1,ガラスバット
2,鉄枠水槽
3,ステンレス水槽
ガラス材料について
4,合成樹脂製水槽
型上の分類 牧野信司 0.5ページ
ステンレス水槽 中谷 純 4ページ
1,ステンレス水槽の構造
(1)ステンレス
各種ステンレスの配合率表を掲載
(2)ガラス
水槽の大きさとガラスの厚さの表を掲載
(3)パテ
水槽用メタルパテ
光明丹入水槽用メタルパテ
2,取扱い上の注意
水槽をセットしたときの重量表を掲載
3,修理
5面のガラスのセット順を解説
4,ステンレス水槽の見分け方
アクリル水槽 協和ガス化学工業(株)樹脂販売課 3ページ
1,アクリル水槽の構造
(1)アクリル樹脂とは
一般的にメタクリル酸メチル重合体をさす。
簡単な化学式がフローで掲載。
青酸や硫酸を使うとは知らなかった。
(2)アクリル樹脂板の接着
溶剤接着
- 溶剤はクロロホルム二酸化エチレン、醋酸エチル、醋酸アルミ、氷醋酸
重合接着
2,取扱い上の注意
(1)置く場所
(2)掃除の際
(3)保温の場合
(4)塗料
(5)その他
3,種類
読者愛魚録 熱帯魚への夢 中西けんじ 1ページ
- 著者は観魚苑の方で、1950年代にグッピーを飼育「グッピーの改良家中西氏」と言われたそうで、また、日本で初めてライヤテール・ソードフィッシュの繁殖に成功したとのこと。
この記事の中でホワイト・エンゼルの件もあり、相当な方かもしれません。
世界の水族館飛び歩記(1) 出口吉昭 4ページ
その1 ヴァスコ・ダ・ガマ水族館
著者は日本大学助教授で、文章が流麗で読みやすい。
メダカの仲間達(3) 和泉克雄 7ページ
アピヨセミオンの仲間達 ※アヒィオセミオン
- 「アピオセミオン」という言葉の意味は「旗のようなひれの小さい魚」
以下各種について詳細に解説
ライヤーテール Aphyosemion australe australe
- ※ライアテール
Cape Lopez Lyre-tail「ロペス岬のライヤーテール」と欧米ではよんでいる。
種名は「南部の」「南方の」と言う意味。
アーノルドのライヤーテール Aphyosemion arnoldi
- アーノルディ
卵は砂の中に浅く埋められる。
日本に輸入されたのは1965年と66年の2回だけである。
レッド・ライヤーテール Aphyosemion bivittatum bivittatum
- ビビテータム ※ヴァイビテータム
脇腹に2本のえび茶色の線が見える。ビビテータムという名はこの2本の線をいっている。
ブルー・ライヤーテール Aphyosemion bivittatum hollyi
- ホルリィ
前者よりやや小さい。
ストライプ・ライヤーテール Aphyosemion bitaeniatum
- ビターニアタム
カラバルのライヤーテール Aphyosemion calabaricus
- カラバリカス
以下、モップの意味が分かってない和泉克雄氏の独りよがり。
金園社版「熱帯魚の飼い方」には「外国ではモップをはたき状にし、しかも小さく束ねたものを水槽内につり下げ使用するとその中にもぐって産卵するといわれている」とあるが、どこの文献によったかは知らぬが、たとへ新品を使用するとはいえモップを水槽にぶら下げるとは随分センスのない・・・・・。まだまだつづく牧野信司氏への非難文は省略。
白黒の写真はaustraleとbivittatumを掲載
-----メモ-----
1965年=昭和40年
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