「實驗 金魚の愛玩と飼育法」 松井佳一 弘道閣 昭和11年 その5
表紙
- 布張りで淡い緑の下地に金魚藻、睡蓮?。それに三つ尾と四つ尾の赤い金魚が2尾。
口絵
- カラーの非常に出来の良いイラストです。各頁にはパラフィン紙が綴じ込まれ、イラスト頁には上質紙が使われています。
第一圖版 わきん(雌)、りゅうきん(雄)
第二圖版 らんちう(雌)
第三圖版 さんしきでめきん(雄)、くろでめきん(雌)
第四圖版 ちやうてんがん(雄)
第五圖版 ぢきん(雌)
第六圖版 おらんだししがしら(雄)
第七圖版 しゅぶんきん(雄)
第八圖版 あずまにしき(雄)
序
私は昨年「科學と趣味から見た金魚の研究」を上梓して、金魚に就いての二十數年来の研究と┼數年来の蒐集とを記述した。其時飼育法に就いての詳細は何れ稿を改めて上梓することを豫告して置いた處が、多數の熱心な讀者から同書についての御賞讃のお言葉を頂くと共に續編の出版を希望せらるゝ向が多かったので大いに感激した。
偶々昨年秋金澤市で開催の第十一回日本學術協會大會の第二回學術協會賞授賞式に當って、私が先年同協會で發表した「金魚の品種と其系統に就いて」の小論文が受賞の光榮に浴したので一層感激した。其の裡に稿を起こしたのが此の一篇であって・・・・・
昭和十一年二月下晥秩父丸船中にて 松井佳一
凡例
- 1,本書は曩に刊行した拙著「科學と趣味から見た金魚の研究」の續篇として、同書で簡略した飼育法に關するものを専ら記述したものであるから金魚の種類の一部の外は重複を避けた、そして種類の項も同書とは多少書き方を變へたものも多い。
2,本書は著者の研究と經驗を基としたものであって他人の經驗は自ら繰更して見たものが多い「實驗」の文字を冠した所以である。
3,省略
4,省略
5,省略
6,アカコの種名については東北帝大の野村益太郎敎授からご敎示を受け又「ぢきん」は名古屋市增田冬輔氏が特に調査せられたものが多く、水温に關する實驗は福井鹿七氏が助力せられた、・・・・・
7,省略
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