« 「實驗 金魚の愛玩と飼育法」  松井佳一 弘道閣 昭和11年 その7 | トップページ | 「實驗 金魚の愛玩と飼育法」  松井佳一 弘道閣 昭和11年 その9 »

2009年10月25日 (日)

「實驗 金魚の愛玩と飼育法」  松井佳一 弘道閣 昭和11年 その8

第3 養殖法
 1,養殖の適地
  (イ) 水温

  • 徐々に變化する場合、38度に耐へ、36度の水温でも以上のないことを確かめた。
    最適温は水温攝氏15,6から25,6度の範圍である。

  (ロ) 水質 省略
  (ハ) 土質 省略
  (ニ) 地勢 省略
  (ホ) 其他の條件 省略

 

2,飼育池
  (イ) 小規模飼育池
   a 池の大きさ

  • 1m2(約半坪位)から2.6m2(約2坪位)で水深は30糎位、水から上は少なくとも15糎以上必要。

   b 池の形

  • 排水口には直徑30糎以上の面積のやや深い魚溜を作る。

   c 排水口

  • 1.8m2(約1坪)の面積に對して少なくとも直徑6糎以上必要、余水吐は5糎以上あれば充分。

   d 造池の材料 省略
   e あく抜き 省略
   f 其他の設備 省略
   g 小池を置く位置 省略

  (ロ) 大規模飼育池 省略

 

3,繁殖
  (イ) 親魚

  • 繁殖には雄は2年魚、雌は3年魚からのもので、雄は3,4年魚、雌は4,5年魚が最も良い。
    生殖孔による雌雄の鑑別は、雄は長楕圓形、雌は圓形に近い。

  (ロ) 産卵期
   最適水温は20度内外
  (ハ) 採卵
   10糎位のものであれば5000粒位産む。
   水深は小池なれば9乃至13糎。
   好天氣を見定める。温度低下は悪影響。
   雌雄數は念のために雌1尾に對し雄2乃至3尾とすればよい。
   採卵前の親魚を分けてある池の水は取り換えない。
   魚巣の數は1尾の雌に對して、ふさもなれば20本位宛を2束位。

  (ニ) 孵化池

  • 魚兒(ぎょじ)は2m2當り1500尾位にする。孵化當時の魚兒を靑仔(あおこ)又は毛仔(けご)といふ。

  (ホ) 孵化日數と水温
   水温と日數の表を掲載

  (ヘ) 魚兒の餌料
   ミジンコの篩は最初は目の大きさ約3糎に40目位

  (ト) 孵化後の處置 省略
  (チ) ミジンコ養成
   a ミジンコの本體 省略
   b ミジンコの習性 省略
   c 繁殖法 省略
   d ミジンコの採収法
    ミジンコ網の裁方図を計算式と共に掲載

« 「實驗 金魚の愛玩と飼育法」  松井佳一 弘道閣 昭和11年 その7 | トップページ | 「實驗 金魚の愛玩と飼育法」  松井佳一 弘道閣 昭和11年 その9 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 「實驗 金魚の愛玩と飼育法」  松井佳一 弘道閣 昭和11年 その7 | トップページ | 「實驗 金魚の愛玩と飼育法」  松井佳一 弘道閣 昭和11年 その9 »

ブログ村

  • にほんブログ村 観賞魚ブログ 熱帯魚へ
無料ブログはココログ