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2009年8月 5日 (水)

「フィッシュマガジン」 昭和41年9月号 通巻7号 その6

錦鯉の正しい観賞の仕方 黒木健夫 2.5ページ
 1,姿勢の美しい鯉である事 50点
  (1)背筋が真直ぐで反りの美しい鯉である事
  (2)スマートな鯉である事
   体高が1とすると体長比が1対2.6~1対3程度
  (3)美しい鰭を所有する事
  (4)頭型、顔立ちの可愛らしい魚である事

 2,色彩の美しい鯉である事 30点
 3,斑紋の美しい模様の鯉である事 20点

  • 大正三色の頭部には黒斑があるのは最低。紅白に鰭に模様が入らないが、大正三色には美しい模様が入る。
    昭和三色は大正三色と違い頭部に黒斑が入ること、黒斑が腹まで巻くこと、胸鰭の根っこに丸い黒斑が入る事の3つである。

リュウキンの水槽飼育(1) 梶 純夫 3.5ページ
 1,はじめに
 2,優良なりゅうきんの標準
 3,飼育法
  (1)一般的な飼い方
   A,容器ときんぎょの数

  • 表面積が同じで水深が深ければ、単位体積中に含まれる酸素の量は少なくなるわけであるから、水深は浅い方がよい
    B,水槽の置き場所
    C,餌の与え方

水族館の歴史 連載(1) 久田迪夫 2ページ
 水族館の現況
 水族館が生まれるまで
 世界最初の水族館

グッピー雑記(2) 和泉克雄 4ページ
 やもめグッピーの出産
  少年愛好家の観察への回答

 グッピーの同性愛
  中性的なオスは優秀なものは望み難い

 新種の作り方

  • 2種類の純粋種を交配させて生まれた仔が必ず見事な美しいグッピーになる場合は殆どまれである。
    新種を作ろうと決心した人は先ずどのような形、どのような色彩のグッピーを望むかをはっきりとした目標にしなければならない。

変わった熱帯魚(7) ロリカリア 牧野信司 1ページ

  • この魚は1895年に紹介され、外国の一部では1935年頃から飼育されていたようだが、日本には1957年頃から輸入され飼育するようになった。

魚紳士録(7) トゲウオ<仲間と習性と飼い方> 木村 重
5.5ページ

  • 語尾のヨとはウオがイオ、イヨとなり、それが縮まってヨとなった。

 イトヨ属(絲魚)
  イトヨ(絲魚)
   俗称はハリウオ、イトウオ、ハリサバなど。
  ハリヨ(針魚)
   俗称はハリンコ、カワアジ、カワサバなど。

 トミヨ属(富魚)
  トミヨ(富魚)
   ハリサバとかクニモリ(山形)とか方言をもつ。
  イバラトミヨ
   俗称はトミウオ、トンギヨ、トゲスなど。
  エゾトミヨ
   方言トンギヨなど。
  ミナミトミヨ
   俗称はサバジャコやハリサバ。
  ムサシトミヨ

 営巣と育児
 飼育

  • 冬では零度でも案外丈夫で静かにしているが、水温20度では水表近く浮かんで呼吸が苦しくなり、24,5度になると元気を失い、長く放置すると倒れる。ことに急に上昇すると、それ以内の水温でも1,2時間で死ぬ。適当な水温は3度から15度と思ってよい。多くは1年魚であることも念頭に置く。

以上でこの号の紹介は終わりです。

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