「フィッシュマガジン」 昭和41年5月号 創刊5号 その2
本文 ※海水魚の記事は省略しています。
表紙
ドイツのコンクールで入賞したグッピー
ベールテール系 提供:牧野信司
米国で完成し西独でさらに改良されたもので、50ドルグッピーという名称で有名。
グッピー訪問
神戸愛魚クラブ会長 麻生さん
タイガーファンテールグッピーの開発・固定に熱心
特集
グッピーへの誘い 和泉克雄
- ・・・・・この魚の興味つきない生態と美しさと、そのさかんな生活力にひとたび共感を持った人々にとって、グッピーはもはや離れがたいものとなるだろう。この魚が「伝導の魚」とよばれるゆえんである。・・・・・
形 和泉克雄
- 尾びれのスタイル
- グッピーの特徴はボディのどこかの部分に何らかの色の丸い斑点があることだ。
・・・・・この斑点は決定的に遺伝する。オス、メスに二つづつの斑点があるものは、その子も二つの斑点をもって産まれてくる。その斑点の色も遺伝する。
それによってそのグッピーが雑交種であるか純粋種であるかがわかる。
品種 牧野信司
イラストで解説。
水槽 中井茂太郎
省略
水温 中井茂太郎
- 好ましい適温は22~24度である。18度で活動が鈍くなり、15度では静止状態となり、12時間は耐えられない。
誤って5度の水中に落とした場合、ソードテールは直ちに仮死状態となり、10秒以内に20度水に戻せば蘇生するが、そのままだと30秒後に死んでしまう。
グッピーは同様でも1分後でもふらふら状態で生きている。その反対に30度の水温になると呼吸困難となり、送気がなければ24時間後にほとんど死んでしまう。ソードテールは平気で泳いでいる。
水温24度と30度の場合とでは、水中の酸素含有量は50%も違ってくる。
酸素 中井茂太郎
省略
送気 吉村得雄
省略
水質 吉村得雄
省略
濾過装置 風早久蔵
- フィルターを使用することによって、有用なバクテリアが育成され、それが魚の生態をよくするということは確かである。この問題については広崎芳次理博著「水中生物の飼育法」にくわしく説明されているが、あの章はグッピー飼育に適用して有効であることがわかった。
水草 風早久蔵
省略
砂 風早久蔵
省略
光線 和泉克雄
- 暗い場所で飼育したグッピーには、奇形(※本文は別の表現)が発生しやすい。・・・・グッピーは陰性の生物ではない。色彩、形状から見ても極めて陽気な明るい性格の魚である。
蛍光灯の照射は10時間が限度である。グッピーはいつも子供のように動き廻っているので、明るくしておくと休むことを知らない。・・・・・
餌 和泉克雄
- ・・・・・グッピーにイトメばかりを与えると肥満体になり早老となるという説があるが根拠のあるものではない。・・・・・
病気 飯塚泰二
省略
共棲出来ない魚 和泉克雄
省略
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