「観賞魚の友」 昭和42年11月号 通巻8号 観魚タイムス社 その2
緑のニシキゴイ 「越の秘色」(こしのひそく)
- 表紙のカラー写真は「越の秘色」
富山県魚津市で「北陸養鯉センター」を経営する、吉岡忠夫氏(51才)が12年の歳月をかけ作出した。
秋水系の雌と山吹黄金系の雄から産まれた。特徴は緑の素地で2歳から3歳魚にかけて優雅な緑色になっていく。
銘魚ギャラリー 錦鯉「瑞雲」
- 「越の秘色」と同じ吉岡忠夫氏が作出した青紫色の錦鯉で、写真では背中がスカイブルーに見えます。
現地の熱帯魚(2) 実吉達郎 6ページ
バリグード Barigudo
- サンパウロ郊外のセリの水耕栽培の場所に沢山いた。近くの日本人たちはメダカと呼んでいた。
バリグードとは「腹ふくれ」という意味である。
色がうす黒く、うろこの網の目がメダカよりはっきりしていて、後半身に黒い点がある。恐らくグッピーの一種だったと思う。
サグワルー Saguaru
- リトル・スール・パウリスタ地方の村アナ・ディアスで飼っていた。
明瞭なこまかい四角の網の目をなす鱗に包まれ、白い腹のふくれた、尾の丸い、半透明でひれの下側が黄色味を帯びている。
カラ Cara
日本でいうブルー・アカラのこと
ランバリー Lambari
- 大は13cm、普通6~7cmで、背中はうすい茶色、腹は銀白色。エラ蓋の後ろ、目より高いところに黒い楕円形の紋がある。尾鰭はふな尾で、他の鰭はほとんど透明。いろいろ調べたが和名がわからなかった。たぶんテトラ類だろう。
バーグレ Bagure
- ナマズの一種で、大きさは20cmより小さい。黒いこまかい点々のある背中、白い腹。ひげは6本あり、日本のナマズより細長い。太く黒いラインがあるものもいた。背鰭が高く、尾鰭は二つにさけている。
カスクード Cascudo
- 急流に住み、岩や水底に吸着し、這い回る。ごつごつした大きな頭、ぎょろりとした目玉、黒褐色の硬いうろこを鎧っている。尾鰭は丸く、胸の下に吸盤を持っている。
言葉の意は「グロテスクでこっけいなもの」
スービセーラ Subir-terra
- 「陸のぼり」とも訳すべきか。
平べったいナマズ型の頭、小さいはめ込んだような目、横に裂けたような口を持ち、左右二対ずつの太く短いヒゲあった。
和名はカリクティスである。
熱帯魚のブラジル名の一例
マクラット又はアカラ・セヴェーロ(セヴェラム)
ペイシェ・ボルボレータ又はペイシェ・バンデイラ(エンゼル)
イトゥイ又はテルサード(トランスールセントナイフ)
カベッサ・パラ・シーマ(キロダス)
カベッサ・パラ・バイショ(ペンシル)
カルディアル(カーディナル)
ベイシャドール(キッシング)
ペイシェ・フオーリャ(リーフフィッシュ)
アカラ・ジスコ(ディスカス)
ラパイリ(アストロ)
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