「淡水魚の飼い方」 大村清友 昭和14年 大隣社 その9
第17章 鮒の飼い方 P.249~262
第1節 形態習性
省略
第2節 種類及び其の特徴
第1 滋賀県琵琶湖附近に産する鮒の種類及び呼称
1,源五郎鮒
マブナ又はヒラブナと称す。ヘラはこの種の幼魚の呼称で、体長5寸以内のものである。
2,ニゴロフナ
マルフナ又はイヲ(※イオ)と称す。
3,ヒワラ
体形ニゴロフナに同じくして稍鯉に似る。体側、鰭、尾に黒点散在し、体色、帯黒褐色を呈するものが多い。
4,ヒブナ
緋鮒。多くはニゴロフナ型のものに見る。
5,カンゾ
3寸内外以下の幼魚の総称
第2 茨城県霞ヶ浦、北浦等に産する鮒の呼称
1,ヒラブナ
成魚の体大きく、体色、稍蒼色を帯びて黒からず、体比較的扁平。
2,子ブナ
体色、暗赤色を帯びて扁平にならず、この種の中に体の各部斑点を有し、マツカワブナと称するものがある。
- 台湾には月鮒(ごいちい)と称する、体が著しく高くして丸いのがある。鮒の変種である。
第3節 飼養池の構造
省略
第4節 雌雄の識別法
雌
体形 丸味を帯びている
鰓蓋 平滑である
体の表面 粘液多く滑らかである
肛門 扁平で少し膨らみがある
雄
体形 細長い
鰓蓋 粗造の感がある
体の表面 粘液少なく粗造である
肛門 少し凹みがある
第5節~第9節
省略
第18章 鰡、鱸兒、鯰、鮎の飼い方 P.263~277
第1節 鰡(イナ)の飼い方
- ボラの幼魚である。3年目から海水生活を営まんとする。
第2節 鱸兒の飼い方
- セイゴはスズキの幼魚である。霞ヶ浦附近では之をデキと称し、又其の海より遡上し来るものを俗にヒカリゴと呼ぶ。本魚の飼育については稿を改めて詳述する。
第3節 鯰の飼い方
- 3年で1尺6寸内外になる。11月末から2月末頃までは池底で冬眠する。
第4節 鮎の飼い方
省略
第19章 販賣
省略
第20章 運搬
第1節 一般の注意
現在は石川式、内山式、其の他各種の生魚運搬器がある。
第2節~第3節
省略
第21章~第24章
省略
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コメント
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息子が鮒をもらってきて飼うことになったのですが飼い方がいまいちわかりません。だんだん水が濁ってきてる状態で餌もすぐ沈んでしまい食べてるかわかりません。水のかえどきと餌はどのようにあたえればよいのでしょうか?
投稿: マック | 2010年5月28日 (金) 19時31分
マック 様
こん**は。
飼育環境がわからないので、何ともいえませんが、水の簡単な判断法は水面をパチャパチャして泡がすぐにはじければ、問題ないです。有機物が多いと粘度があり、泡がはじけないです。(これは川などで結構応用がききます。)
水換えは、中和剤を入れた水を半分ほど交換する位でいいと思います。
餌は多すぎてはいけません。浮く餌の方が量の判断は楽です。15分程後に残っていたら網で掬って取り出します。
小さな器に田土や砂利を入れて一緒に入れておくと、水が安定し、澄んできます。
本当は近くの熱帯魚屋、金魚屋さんに教えてもらうのがいいのかも。
投稿: イチ | 2010年5月29日 (土) 22時50分