「ペットマガジン」 昭和43年3月号 蒼洋社 その3
ルーズリーフ式写真解説
クーリー・ローチ
- 学名のAcanhtophthalmusとは、「とげの眼」の意。これは両眼の上に出ている小さな刺のためである。
スパイニイ・チョコレート・キャット・フィッシュ
- ラファエル・キャットのこと
ハーフバンデット・ローチ
- Acanhtophthalmus-almus semicinctus
※クーリーローチの仲間
スライミイ・マイアシア
- Acanhtophthalmus nyerst
Slimy Myersiとは、他のドジョウの仲間よりぬるぬるしていて、皮膚が薄いためこのように呼ばれる。
※クーリーローチの仲間
Brachyraphis terrabensis
英文で紹介されている。
金魚あれやこれや 金魚の顔 熊谷孝良 3ページ
中国人、林漢達氏の金魚飼養法に見られる金魚の目の分類は
- 1,竜眼 日本の出目のこと。
2,朝天眼 朝とは向くということで、日本の頂天眼のこと。
3,兎子眼 金魚のアルビノーであろう。
4,聯珠眼 目のまわりがうす赤くなっていて、そのまわりに点々とじゅず玉のようなぐあいに、黒い点がついているもの。
5,水泡眼 今では日本でもめずらしくない。
6,電灯泡眼 出目金の変種であり、茄子眼ともいい、眼のまわりが丸くのびて、電球や茄子のような形をしている。日本の黒出目はこの部類に入る。
7,平眼 普通の金魚の目
8,小眼 ランチュウの目のように、小さな目を持ったもの。
新珍器具紹介
- エーハイムのパワーフィルターがこの時代に紹介されています。性能等は書かれていませんが、日本総発売元は(株)友藤総本社となっています。定価はろ材付きで21,800円。
あのトモフジが扱っていたとは知らなかった。ワーナーランバートが最初だと思っていた。
奥付
- 編集人が小幡哲司となっています。氏は先に紹介した「ファンシーグッピー」 東京ペットブック出版社 昭和44年の編者です。
と言うことで、コメントを頂いたようにズバリ蒼洋社関係の方でした。
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※たまには懐かしんで下さい。今のように一覧など掲載されていません。
ショップ・問屋
大阪水族館 冷凍真空乾燥みじんこ「フトール」
日本水族館
南海熱帯魚研究所 「イトマー」、「バケーション フッド」
辻本商店 「テトラミン」
琉球水族館
東洋水族館
浅草園
海河苑
山本海水養魚研究所 「特許 山本式海水ろ過器・ポンプ」
市川園芸
吉田観賞魚販売
きんし園
観魚荘
ジャパン エース
霜鳥商店
兵庫県観賞魚協同組合 「アマゾン・グリーン」
佐野商店
メーカー
友藤総本社
アクア 「アクアポンプ」
不二苑 「グローリー エアーポンプ」
日本治生産業 「Miracleポンプ」
津路薬品工業 「トロピカルN」
日本水槽工業 「クリーン・シー・ポンプ」 ※ニッソー
クロレラ科学研究所 「クロレラフレーク」
八重洲薬品 「アクアマリン」、「フ化器キット」※これ見てみたい
五十鈴工業 「イスズ堅型ポンプ」
特殊栄養飼料 「アリマンベール」
三菱 「ルミグリーン」
砧動物苑 「ビタシュリンプ」
自社本の宣伝
- 「グッピーの世界」 牧野信司 スキラ版110ページ 390円
「原色熱帯魚大図鑑」 Exotic Tropical Fishes 完全翻訳日本語版 7,500円 予約特価6,500円
「百万人の金魚」 松井佳一監修 スキラ版120ページ 380円
-----メモ-----
聯=レン、つら・ねる
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コメント
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エーハイム!目から鱗が・・・・
手元に有る60年代末のtfhにもカラー広告が
掲載されていますが国内でも流通してたのですね~
(イラストを見ると80年代初頭のタイプより
現行のクラッシックタイプに近いデザインのような。)
投稿: キャップ | 2009年3月18日 (水) 10時31分
キャップさん、こん**は。
そうですねT.F.Hにも広告出ていますよね。私も早い時期にエーハイムのを購入しましたが、その値段にビックリです。
T.F.Hに出ていたので取り寄せようと思ったほどです。
で、「ペットマガジン」の広告写真はヘッドに渦巻きポンプが載っかったような製品で、今で言うADAのパワーフィルターのような形です。
投稿: イチ | 2009年3月23日 (月) 23時08分