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2009年2月 2日 (月)

「吾輩はらんちゅうである」 大郷房次郎 昭和46年 緑書房

「吾輩はらんちゅうである」 大郷房次郎 昭和46年11月1日 緑書房 B5版 P.116 1200円 副題 「らんちゅう飼育の原点」

 表紙の書名は「らんちゅう」の文字は漢字であり、金(魚寿)で魚編に寿の文字であるが、背表紙、扉と奥付は「らんちゅう」となっている。

 本書は昭和10年に出された(自費出版:新大郷組事務所?)著者の本を緑書房が復刻した本で、緑書房はさらに昭和60年に再編と構成を見直し「蘭鋳秘伝」 石川亀吉/大郷房次郎共著 として出版している。

 因みに本書の背表紙には石川亀吉氏の名も書かれていますが、奥付には書かれていません。

 内容はさすがに「吾輩・・・」だけあって、擬人化した「らんちゅう」が飼育法を解くようになっている。

【構成】

口絵

目次
 序文
 著者序
 産卵の知識
 仔魚の管理
 池の条件
 初めの水替え
 選別(ハネ出しとえら病)
 水替えの知識
 かびの発生
 ボケること
 黒つ仔と見方
 色変り
 色変りと錆
 夏の管理(水温と害敵)
 夏の管理(尾焼きとイトミミズの欠点)
 肥大作の欠点
 伸びと変化
 害虫の駆除法
 餌の知識と保存法
 風と落葉と病気
 らんちゅう六十八の欠点
 優魚┼五の条件
 病気と手当ての仕方
 追い星と秋の注意
 ギャングの出没
 品評会

「附」 らんちゅう飼育法 石川亀吉
奥付

-----メモ-----
1935年=昭和10年
1971年=昭和46年
1985年=昭和60年
関連本

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コメント

大郷房次郎って検索したらおじいさんが出てきてびっくりしました。
母の父です。ご先祖さんが出てくるとはうれしいです。いつまで検索に上るかな。私よりもきっと長く検索に引っかかってくれるようにと。おもっています。
おじいちゃん、マサのカラ返事のまさですよ!
この書き込みはだれが見るのでしょうね。
従兄弟や縁者が見つけたら、面白い話で盛り上がりそうです。ありがとうございます。

山本 様
こん**は、イチです。

 この本は「らんちゅう」と言う、金魚の中でも趣味人が好んで飼っている種類についてのものです。共著である「石川亀吉」氏はその近代の礎を作った方だと思います。
 ですから、おじい様である「大郷房次郎」氏は、この世界では永遠に名が残ると思います。
 当方も、このような方の血縁からコメントをいただき、感謝です。有難うございました。

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