「観賞魚の友」 昭和42年10月号 通巻7号 その3
グッピーブーム 牧野信司 6ページ
グッピー改良の歩み
- 昭和の初めグビーとかガッピーと呼ばれ飼育されていたものは原種そのものであった。
これがドイツで淘汰改良され次第に変化に富んだものができ始めてきた。この頃になるとアメリカでも多くの愛好家が手をのばし努力し始めた。
戦後、再び原種のグッピーから出直し始めたのである。これが昭和25年頃である。
最近は改良のピッチが上がったが、それでも尾びれから始められた。フラグテールと云う例の幅が狭く長く延びるタイプである。
ミニよりロング
- 尾びれがロングになった元は、十年近く前にアメリカで改良されたベールテール・グッピーに始まる。
レッドかコバルトか
しもふりにまだら
体色の移り変わり
- タキシードの下半身が濃いブルーに彩られたり、レースの模様が金色に輝いたり、タイガー模様なども現れて更に見栄えがするようになってきた。
忘れられている背びれ
グッピーの今後の改良点
(1)大型化できぬか
(2)雌の観賞価値を上げる
私のグッピー・改良の体験 田中淑元 3ページ
- 7年ほど前からグッピーとのつきあいが始まった。
2年ほど前に大柄な尾ひれの広がった雌を発見し、弱ったオスとのペアを買い求めたが、オスは次の日に死んでしまった。
この雌に自分の所のデルタグッピーを交配させところ、雌雄共に尾ひれが広がり、大柄な見事なグッピーに成長し、買い求めた雌以上になった。
飼育は頻繁な水替えと豊富な送気に気を配り、水温は27,8度が最適なようです。
現在、一年ほど前の種親の中から産まれ仔に、尾ひれがデルタグッピーの雄と同じ様に逆三角形で4cm以上もある雌の成魚になっている。
優勝グッピー作出まで 浜井利夫 3ページ
- いいグッピーを作出しようと思えば、ワイルドタイプのグッピーを元親としては最低2年はかかる。
私は今から4年前グッピーを始めた。ある小売店から数万円のグッピーを2ペア購入した。1ペアはデルタテール、1ペアはヴェールテールでした。
現在飼っているのはモザイク・タキシードとモザイクデルタであるが、近親結婚による奇形や色彩が不鮮明になり、尾が切れやすくなる。それゆえ10代目から12代目ぐらいになるとこの2種を交配することにしている。
確かにこのやり方は雑種から改良したものなのであるから、一つ間違えば惨めな姿になるが、根気と忍耐で選別を厳密に実行していく。
白黒写真で氏作出のモザイクデルタ、モザイクタキシード掲載。
« 「観賞魚の友」 昭和42年10月号 通巻7号 その2 | トップページ | 「観賞魚の友」 昭和42年10月号 通巻7号 その4 »
コメント
« 「観賞魚の友」 昭和42年10月号 通巻7号 その2 | トップページ | 「観賞魚の友」 昭和42年10月号 通巻7号 その4 »
うーん、写真掲載希望ですぅ。
投稿: 花やん | 2009年2月18日 (水) 10時08分
手持ちのアイテムが掲載には可成り辛いです(^^ゞ。
何せ10年物のデジカメとスキャナーしかないし、テクも無いし、ちょっと考えます。
アクア歴とパソ歴だけは無駄に長いんですが・・・・・・。
投稿: イチ | 2009年2月19日 (木) 00時27分
いっそ何処かに秘蔵の本持ち寄って
「OFF会」やれば・・・・・
いや冗談です。
投稿: キャップ | 2009年2月20日 (金) 01時39分
キャップ さんへ
カメレスですみません。
すでに一杯々で、秘蔵どころか出し尽くした感有りです(;。;)。
キャップさんの方が、洋雑誌沢山ありそうで、当方が楽しみにしているぐらいです。
投稿: イチ | 2009年2月23日 (月) 00時34分