「熱帯魚の飼い方」 牧野信司 昭和33年 愛隆堂 その3
第4章 飼育に要する設備
保温ケースの造り方
- 60cm水槽4本の場合のイラスト説明。木の場合柱の太さは3寸は必要とのこと。
温室の型と造り方 イラスト有り。
設置場所の条件
土台の造り方
5タイプの温室について長所短所を解説。
暖房の方法と取付け型
直接暖房の方法
ストーブタイプ
浮き草による中毒の判別。
関節暖房の方法
堀こたつ式
オンドル式
温水暖房方式
太陽熱利用温水製造法 ※省略
燃料の種類と良否 ※省略
第5章 魚をあつかうときの注意
水温について ※省略
水質について ※省略
酸性・アルカリ性の度合いについて ※省略
魚を求める時の注意 ※省略
魚の持ち運び方 ※省略
水槽の大きさと魚の数
水だけを入れた場合の収容力の表を掲載
水槽の照明 ※省略
一緒に飼える魚と飼えない魚
弱肉強食
犬猿の仲
餌の種類と扱い方
- 「我が国には天然餌が豊富にあります。これはあまり自慢にならぬ話なのです。というわけは文明国ほど害虫等の消毒が完全なあまり生餌というものが非常に少ないからです。」
人工餌の種類
- 乾燥卵の黄味3、牛又は豚の肝臓(蒸したもの)2、桜エビの乾燥3、サナギ粉2をよく混ぜ合わせレタス、チシャ、ホーレン草のような野菜をすりつぶし、これらをつなぐ程度に小麦粉をまぜ、ミキサー等で良く混合させる。
生き餌の種類
- 以下の詳細な説明。
イトミミズ、ボーフラ、赤ボーフラ、ミジンコ、ホワイト・ウォーム、ミクロ・ウォーム、インフゾリア
餌の与え方
- イトメが心配な人は、アクリフラビンを1升の水に3cc入れた中に1分ぐらいつけて、水で洗い与える。
ブラインシュリンプの孵化方法
病気と害虫
皮膚病
白点病、水棲菌、ひれぐされ病、口綿病、黄点病
消化器病
胃炎、脂肪過多、栄養失調
生殖器病
松カサ病 かならずしも鱗だけとは限らない。
呼吸器病
鰓腐れ病
その他の病気
飛出目、気泡病、神経病、風邪、心臓病
害虫について
- ヒドラ、魚ジラミ、フウセンムシ、ヤゴ、ゲンゴロウの幼虫(ウォーター・タイガーとも呼ぶ)
病気に対する手当
薬品量が細かく書かれていますが昔のことなので省略。
白点病の手当
メチレンブルー、硫酸キニーネ、
紫外線殺菌法
- 波長は最も有効な2537オングストローム。殺菌力は太陽光線の20倍と言われている。
オゾン殺菌法
熱帯魚飼育にもちいた場合の状態
1,照射位置と状態
紫外線は水中透視力は15cmぐらい。
2,照射時間
デリケートな魚は1回3秒、1日合計3回以上は危険。
消灯後も約5分間、殺菌力を持っている。
3,その他の事項
- まだ確実なデータがないが、今後の研究如何により有効であることは確か。
その他の皮膚病の手当
メチレンブルー、アクリフラビン、殺菌灯
口綿病の手当
オーレオマイシン
生殖器病の手当
ザルコマイシン
呼吸器病の手当
食塩水、ホルマリン溶液
飛出目の手当
ペニシリン、オーレオマイシン
傷の手当
- アクリフラビン、メチレンブルー、マーキーロ(※マーキュロ又は赤チンのこと)
風邪の手当
水温を上げる
水の悪化 ※省略
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