「金魚 観賞と飼い方」 石川貞二 昭和32年 その5
第5章 実験動物としての金魚
形態学的の研究
- 渡瀬庄三郎、日暮忠、纐纈理一郎、雨宮育作、戸沢富寿、松井佳一、陳楨、森安正、福井謙一、スミス、武部啓、グッドリッチ及びニコルス、グプナー、牧野佐二郎、グッドリッチ及びアンダーソン 等の研究についての概要説明。
生態学的の研究
- アロンソーン、ルナール、ビゲロー、クライドル、パーカー、ガドナー、パワー、ロガース及びルウィス、大橋裕之助、寺尾新、マンニング、福井謙一、石原誠及び操担道、松井佳一、山本時男、山本孝治 等の研究についての概要。
第6章 金魚の遺伝
第1節 基礎の知識
支配の法則(優性の法則)
- 不完全優勢(赤と白の交配で中間の桃色になる。中間雑種という。)
モザイク雑種(両方の性質が部分的に混ざって現れる)
分離の法則
- F2になるとF1になかった性質が現れる。
外見上は同じでも、AAがホモ、Aaがヘテロ。
相対因子で優勢を大文字、劣性を小文字で書く。
独立の法則
純粋の法則
第2節 金魚の遺伝研究の歴史
- 金魚を題材にして遺伝の研究が始めて行われたのは、明治34年(1901)石川千代松・外山亀太郎両博士の共同研究に端を発する。
両博士の研究は東京深川の金魚商秋山吉五郎氏の養魚場で行われたが、大正6年10月の洪水で、研究材料を流出し、大正7年3月に外山博士がなくなって杜絶した。
大正3年以来、外山博士に従事して、研究を進めていた松井佳一博士はその後金魚の遺伝の研究を続け、昭和9年に「日本産金魚の遺伝学的研究」を発表した。
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