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2008年10月 4日 (土)

「グッピーへの招待」 和泉克雄 その6

第5章 グッピーの世界
 第1節 開拓者達

  • マイロン・ゴードン博士 Dr.Myron Gordon
    氏の著書「Guppies as pets」は今でも(※昭和42年当時)最初に読む本とされている。
  • アッブス博士 Dr.Abba
    アメリカでのグッピーの改良は氏によりはじめられた。
    ソードテールグッピー、ジャイアントグッピー、アルビノグッピーは氏が作出した。
  • ウィリアム・インネス William.T.Innes
    氏の著書「エキゾチック・アクアリウム・フィッシュ」は1950年頃までは唯一の案内書であった。
  • ポール・ハーネル Paul Hahnel
    アメリカでは「グッピーの父」と呼ばれている。
  • ウィリアム・スタンカ William.Sternke
    戸外派、光線派と言われ、日当たりのいいプールで育てていた。
  • ローランド・ウェンク Roland Wenk
    氏は成魚に24時間光を当て続ける方法と餌を1時間おきに与える方法でグッピーを育て改良した。
  • フランク・アルガー Frank Alger
    氏の飼育法は背の低い75リットルの水槽(75*30*30)、ウォータスプライト絶対、水温27度、餌のこだわり、を守ることにあった。
    アッブス博士に次いでアルビノグッピーを作出した。
  • ウォルト・ケリー Walt Kelly
    氏のソードテールグッピーの剣の長さは、は全米広しと言えども見あたらぬと言われている。

第2節 グッピーと朝顔

  • 朝顔は日本の風土と生活環境によく合い、非常な勢いで多くの品種が作り出された。花、葉、茎と多様な交配を見てると、我がグッピーとどこか共通するものがあるような気がする。

 第3節 空港で生まれた三匹の子

  • 作家の平林たい子がアメリカから持ち帰ったグッピーが税関で産んだ子を譲り受け、数代後に管理不足で全滅させてしまった。この後本格的にグッピーに取り組んだ。

 第4節 <グリーンネオン・キャッツアイ>

  • グリーン・ネオン・キャッツアイは西宮に住む衣笠寛さんがグリーンテールから得た7尾のオスから見つけだしたグッピーである。

    ボディは空色の基調色の中に、ネオンテトラのような赤があり、さらに青とむらさきのかがやきがあり、尾の付け根は金色と黒の層でそれが猫目石そっくりのかがやきになっている。

    尾びれはグリーンの中に赤やむらさきの点があり、ベールテールで、背びれはブルの中に金色の点がある。

    氏は尾びれをデルタ型にし、背びれを伸ばすため、デルタテール・オブ・フォンテーヌの処女メスをもらいに来た。

 第5節 レビステス・メランゾーナス

  • 1911年に発見された「Lebistes Melanzonus」はグッピーとは別種だという意見と同族だとする意見があった。

    メスは殆ど見分けがつかないが、オスの脇腹に2本の細い線があり、その線はすみれ色に見えることがある。背中は黒っぽい緑色で、腹は薄い緑色をしている。胸鰭の上に黒い点があり、背びれは緑で短く、尾びれは透明で短い。

 第6節 他の属との雑種

  • アメリカではグッピーとブルーソード、グッピーとモーリー、グッピーとメランゾーナとの交雑ではグッピー同士以上のものは出なかった。
    今のところ「禁じられた世界」であるといえる。

 第7節 グッピーの同性愛

  • オスだけのグループでは他のオス達に追われるオスが必ずでる。このオスを父とした子には中性的形質が次第に多くなる。
    一方メスだけのグループは喧嘩をする。気の強いメスは優秀である。

 第8節 やもめの出産

  • 受精したメスはオス無しにその後5~6回、5ヶ月ぐらい出産する。

 第9節 テストフィッシュとしてのグッピー
 第10節 副業としてのグッピー飼育

 第11節 未来のグッピー
  個人的な希望として
  タイプは

  • ヴェールテール、ファンテール、デルタテール、ソードテール、ダブルソードテール、ライヤーテール、ピンテール、ベタテール、大型ラウンドテール、レーステール

  色彩は

  • 鮮明な赤、むらさき、みどり、群青色、鮮明な黄色、えび茶、黄金

  体型は

  • 大きさの限度8cm位、尾びれの長さ4cm、幅4cm、背びれの長さ4cm

  眼の色は

  • 紅、黄金、みどり、青

  希望される品種

  • 黄金デルタ、パールヴェール、ブルーレース、グリーンタキシードソード、パンジーファンテール

 第12節 一輪の花

  • オンリーワンである一輪の花は、ある人にとってはグッピーである。しかしそれをしっかり握りしめるには、多くの時を費やさなければならない。

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