« 「重要淡水魚とその養殖」 大島正満 その4 | トップページ | 「フィッシュライフ」 昭和44年2月 通巻20号 その2 »

2008年10月15日 (水)

「フィッシュライフ」 昭和44年2月 通巻20号 

「フィッシュライフ」 昭和44年2月 通巻20号 フィッシュライフ社 250*310 P.67 定価200円 副題「魚のある暮らし、魚を科学するグラフ月刊誌」

 本誌は「フィッシュマガジン」が昭和40年7月に創刊された後、昭和41年12月の「ペットマガジン」、昭和42年4月の「観賞魚の友」に続く専門誌として昭和42年7月に創刊された月刊専門誌である。

 他誌との違いは副題で謳っているように「グラフ月刊誌」で、サイズは朝日グラフのように大判で、白黒写真が多いながらも紙質は可成り良い。

 紙面構成は、他の月刊誌と同じくメーカー広告や卸を織り交ぜているが、ショップ広告はほとんどないのが少し違うところか。

 広告で面白いのは「フィッシュマガジン」や「グッピーへの招待」等、緑書房の本の広告が掲載されている。

 古書界では他の雑誌より薄ために廃棄されやすいのか、ほとんど見られない。

【構成】
特集 中国金魚の由来・飼い方・見方・繁殖
    グッピー色相学入門

表紙
 岩合徳光撮影による中国金魚
  五彩珍珠鱗(紅白珍珠鱗)

目次
 金魚のカラー写真 杉彰・田中紀
 マンガ・フィッ氏 谷口節ぉ
 ニュースフラッシュ

 魚のある暮らし
 中国金魚の由来と飼い方の注意 熊谷孝良
 元祖中国金魚譚 木村 重
 私と中国金魚の出会い 島田昭冶
 中国金魚雑感 山下恒夫
 金魚マニアの立場から 中川義夫

 鯉の話題・二つ 小林 修
 コメットに思う 田中 紀
 熱帯魚百科 フレームテトラ・ネオンテトラ 東 博司
 バイキングコーナー新製品コーナー

 でっかい魚たち 有馬志宏
 魚類の繁殖生態分類表 榊原 茂
 ショップの顔 初音鳥園・南海園
 錦鯉コーナー 台和水産
 金魚コーナー 金魚コーナーの新生産地・埼玉県
 生きた化石・シベリアチョウザメ

 やって来た魚達 連載2 ニジマス 木村 重
 まんが・水族館めぐり 下関水族館 谷口節ぉ
 鱗片の記 連載5 和泉克雄
 水中写真の写し方 連載4 須賀次郎
 海産鑑賞類 連載7 岡田弥一郎

 野生のマウスブリーダー 実吉達郎
 私のグッピー作出法 杉田夏子
 グッピー色相学入門 西村真一

 魚たちと映画 連載5 南部僑一郎
 連載随筆 魚とのつきあい 相沢益二
 相談室 金魚の白点病の治療法
 もうひとつのペット 近藤朝夫

 グッピー審査実例研究 連載14 和泉克雄
 グッピー系統繁殖写真集 連載7 森田敏夫

※執筆者の記載なきは編集部

-----メモ-----
西暦1969年=昭和44年
関連本

« 「重要淡水魚とその養殖」 大島正満 その4 | トップページ | 「フィッシュライフ」 昭和44年2月 通巻20号 その2 »

コメント

わっ、ここここれは実物見てみたいです。
 いつ創刊なのか知りませんが、昭和40~44年あたりのフィッシュライフには重要なグッピー情報があるはずなんです。

 昭和44年2月で20号ということはやはりフィッシュマガジンと同時期に創刊されたようですね。並行して読むと重なっていることもありますが、よりわかりやすいように思います。
 業界紙的なのでなかなか古書に出ないのが悩みです。

 実はフィッシュライフはこの1冊しか持っていません。ネット世界の初期の頃から見ていますが古書界ではグッピー本より出ないですから。当時はフィッシュマガジンを筆頭に雑誌創刊ラッシュの感がありですね。

 グッピー情報は、目次から見ると和泉氏の連載が14となっているのを見ると、他誌や自身の本との重複があると考えられます。
 因みにフィッシュライフのグッピー記事は大版の半分がカラー写真、半分が解説という形をとっています。
 写真も非常にきれいで、グッピーファンにとっては全冊見てみたいところだと思います。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 「重要淡水魚とその養殖」 大島正満 その4 | トップページ | 「フィッシュライフ」 昭和44年2月 通巻20号 その2 »

ブログ村

  • にほんブログ村 観賞魚ブログ 熱帯魚へ
無料ブログはココログ