« 「熱帯魚のやさしい飼い方」 熊谷孝良 包装印刷工芸社 昭和42年 | トップページ | 「熱帯魚のやさしい飼い方」 熊谷孝良 その3 »

2008年9月11日 (木)

「熱帯魚のやさしい飼い方」 熊谷孝良 その2


後半で次の様に述べています。
 魚を水槽で飼うに必要な心得のうち、してやらなければいけないことはむしろ少ない、多くの失敗は余計なこと、いわばしてはならないことをしたための結果が多いようで・・・・・

   東京都恩賜上野動物園水族館館長 久田迪夫

改訂版発行について

まえがき

本文
第1章 はじめて熱帯魚を飼うかたがたに

第2章 熱帯魚の飼い方
 a,容器
 b,水

  • 小さな容器に弱アルカリの水を作っても、空気中から炭酸ガスが飛び込みますから、やがては酸性になってしまいます。

 c,水草

  • 水草は熱帯魚飼育の楽しさの半分を占めるものだとわたしは思っております。

 d,砂(小石)
 e,餌
  魚の食性による分類
   粉餌でよく育ち繁殖もする魚
   生き餌だけのほうが好ましい魚
   水草を食べて困る魚
   ホウレン草などをゆでてやると食べる魚

  粉餌
  糸目

  • ユリミミズとかイトミミズと呼ばれる。普通店で売っているのは、Tubifex hattaiという学名である。

  赤虫

  • 釣りに使う赤虫は、種類が違うもので、熱帯魚店で売っているものは、Chironomus dorsalisという学名を持っている。

  ミジンコ

  • 何種類もあるが、Daphnia pulexと呼ばれるものがふつうのようです。
    ケンミジンコは稚魚にやらないほうがいい。

  ブラインシュリンプ

 f,光

  • 私達の目は明暗を絶対的に測ることが出来ないで、比較的暗いところでも、眼のしぼりが自然に広がって明るく感じてします。
    できれば、露出計を使って、一日中の明るさを1時間おきに調べてみる。

 g,エアーポンプ
 h,ろ過器(フィルター)
 i,温度

第3章 飼育管理上の注意

  • 飼育管理上の要訣は観察に始まり、観察に終わると言ってもいいでしょう。

 a,水槽の状態が良い場合
 b,水槽の状態が悪い場合およびその処置 
  イ,水の緑変

  • 排泄物が多いためですから、それを吸収する高等植物を多くするとか、魚を減らすかして緑藻に栄養を与えない。

  ロ,水の白濁

  • バクテリアが発生したため。エヤーポンプを4,5日かけたままにする。

  ハ,水の悪臭
   ただちに水を換える。

  ニ,酸素の不足
   巻貝が入っていれば、水面に上がってくるのでわかる。

  ホ,水温の低すぎるとき
  ヘ,水温の高すぎるとき

  • 高温そのものと、高温による酸素不足の二つの原因で死ぬ。
    ゼブラが38度以上の湯気が出かかっているような水の中で生きていたことがあるが、エヤーポンプがかなり強くエアーを送っていた。

 c,病気とその処置 ※以下古い本なので試す場合は自己責任で。

  • 高価な薬を買って、安価なソードテールの病気を治しても、つまらないことかもしれないが、苦心して治してみると、さらに楽しさも湧き、愛情も出てくる。

  イ,白点病

  • 硫酸キニーネは水草があってもいい。0.01gを水1リットルに溶かす。溶かすときは極少量の微温湯でペイストのようによく練り50度ほどの湯でだんだん溶かしてゆき、白い結晶が見えなくなったら水槽に入れる。
    1箱25gで350円ぐらいの薬

  ロ,ひれ腐れ病

  • 水溶性のペニシリンが面白いように効く。白い結晶となったものでも乳濁したものでもかまわない。室温貯蔵が可能だが有効期間に限りがある。5cc入りびんで350円。66*33*33cm水槽で0.5cc入れると効果がある。使用後水を換える必要はない。

  ハ,マウスファンガス

  • 鰭の先は切り、赤チンを塗る。切り取れない場所は、2,3日濃い塩水に浸けるか、ピンセットで取り過マンガン酸カリ0.1%を塗る。

  ニ,松かさ病(鱗立病)
  ホ,サイクロキータ

  • 塩水に浸けて、清水にもどすことを根気よくする。
    最近の研究では、ネグホンというバイエル製武田薬品販売の家畜用の外部寄生虫殺虫剤の25万から50万分の1くらいの投与が鯉には害が無く安全に使用出来るようだ。

  ヘ,出目病

  • 魚が耐えられるほどの塩水に入れ、苦しがったら段々と水を入れ濃度を少なくする。
    アージロール(銀とプロティンを含む防腐剤)5%につけるとよいとあるが、余り一般的ではない。
    アンモニア水を魚が堪えられるまで一滴ずつ落としてゆく方法もある。

  ト,風邪病
  チ,イカリ虫
  リ,チョウ(魚じらみ)

 d,魚に使う薬について
  イ,ハイポ
  ロ,メチレンブルー

  • 色素。光の影響を受け、色が薄くなると効果が無くなる。殺菌力はそれほど強くない。

  ハ,過マンガン酸カリ

  • 緑色の光沢のある赤紫色の結晶。強力な殺菌消毒剤。水に溶かしておくと、効力が無くなる。魚にも害があるので、0.1%ぐらいにして使う。網や器具の消毒に使う。グリーンウォーターを澄ますのにも使える。

  ニ,アクリフラビン

  • 色素。魚卵の消毒にも、傷の腐敗にもいい。トリパフラビンとも呼ばれる。ベルベット病にも効く。人間に使うアクリノールとういものもあるが、わからない。

  ホ,マーキュロクローム(赤チン)

  • 溶液に魚を入れる死ぬ。エラに触れないようにする。

  ヘ,サルファ剤

  • 魚のでき物や可能に効く。錠剤をつぶして水に溶かす。酸性の強い水の中ではだめ。

  ト,ペニシリン
   注射用の水溶性のものを用いる。

« 「熱帯魚のやさしい飼い方」 熊谷孝良 包装印刷工芸社 昭和42年 | トップページ | 「熱帯魚のやさしい飼い方」 熊谷孝良 その3 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 「熱帯魚のやさしい飼い方」 熊谷孝良 包装印刷工芸社 昭和42年 | トップページ | 「熱帯魚のやさしい飼い方」 熊谷孝良 その3 »

ブログ村

  • にほんブログ村 観賞魚ブログ 熱帯魚へ
無料ブログはココログ