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2008年9月 3日 (水)

「金魚の飼い方 附・熱帯魚」 木村四郎 その3

本文続き 

第9節 金魚を飼う場所
  部屋の中で飼う場合
   硝子製の容器
   板硝子を用いた容器

  戸外で飼う場合
   金魚がめ

  • 主に愛知県の常滑で生産される。高級なものに「支那がめ」がある。

   木舟

  • 高級な金魚の飼育家に賞用された。材質は杉、檜、椹(さわら)

   セメント作りの箱
   睡蓮池
   泉水

  飼育池を作る場所の選定
  趣味を目的とした飼育池の作り方
   飼育池の大きさ
    配置図と断面図のイラストあり。
    イ、3尺*5尺
    ロ、4尺*6尺
    ハ、4尺5寸*7尺
   排水口

  副業又は専業(営業用)として飼育池の作り方
   池の大きさ
   池の形
   土池の深さ
   池の周囲
   注水口
   排水口

 第10節 金魚と水の関係
  川の水、湖や沼の水、湧き水、井戸水の説明
  どんな水ならよいか
  水と酸素の関係

  • 清水中の酸素の溶解量グラフ(横軸に水温、縦軸に酸素の量CC)

  水中酸素の欠乏の原因と手当

  • 金魚は酸素の量が1m3中0.5CC位になると不安の状態を示し、0.3CC位ともなると窒息して死んでしまう。

  鼻上げの手当(酸素欠乏の手当)

 第11節 金魚と水草
  水草の種類

 第12節 金魚を飼う道具

 第13節 金魚の餌とその与え方
  蛋白質、脂肪、炭水化物、鉱物質、ビタミンの解説

  • ビタミンでAが不足すると抵抗力が弱くなる、Bが不足すると発育不良、Cが不足すると鰓腐病等、Eの不足は繁殖力の低下

  動物性の餌
   ミジンコの解説
   ミジンコを採集するには
   ミジンコを作るには

   ぼうふらの説明
   アカコ(糸ミミズ)の説明
   アカコを採集するには
   アカボーフラとアカコの保存法

  植物性の餌
  餌の調整
  餌のやり方
   趣味的の場合
    切餌(きりえ)と附餌の説明

   営業用の場合

  • 素焼きの烙烙(ほうろく)に穴を開け与える。 ※焙烙の誤植か

  金魚の餌の分量
   水温20度の時、魚の体重の5/100位

 第14節 金魚の遺伝と雑種・変種について

  • 「豌豆」(エンドウ豆)の赤花と白花を交配すると赤花になるのは優性
    「おしろばな」の赤花と白花を交配すると桃色になるのは不完全優性(中間雑種)
    「ちょうせんあさがお」の刺有りと無いものを交配すると両方でる。
    これはモザイック(※モザイク)雑種

    金魚の普通眼は優性で、出目性は劣性
    普通鱗と透明鱗では中間雑種でモザイク状に混在する。(キャリコ)

 第15節 金魚を繁殖させるには
  親魚
   雌は3年乃至5年魚、雄は幾分若くても差し支えない。

  金魚の雄と雌の区分
  金魚の取り扱い方
  採卵前の準備
   雌1尾に対して雄2乃至3尾。採卵前は同じ水に入れない。

  魚巣の準備
  金魚の産卵数
   大体3,000乃至5,000粒ぐらい産む

  産卵のさせ方
  産卵後の親魚の取扱い方

  • 雌雄を別にして1日絶食させる。2回目の産卵は早ければ10日位、遅くとも20日位。

  孵化前の準備

  • 温度変化による孵化のばらつきをなくすため、魚巣が中層になるようにする。

  孵化

  • 20度位で2日で発眼、4日目に孵化。水温と孵化日数の表を掲載。
    孵化後2,3日で泳ぎ出す。これを浮出し或いは浮上するといい、これらを青仔又は毛仔という。
    茹卵の黄味は松井博士の研究によると、金魚の稚魚はこれを消化する酵素を持たないので無駄である。

  稚魚の飼育
  一定面積にどれ位飼えるか
   魚の大きさ別に1m2当たり尾数と1坪当たり尾数の表を掲載  

-----メモ-----
烙=ラク、カク

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