「金魚の飼い方 附・熱帯魚」 木村四郎 その3
本文続き
第9節 金魚を飼う場所
部屋の中で飼う場合
硝子製の容器
板硝子を用いた容器
戸外で飼う場合
金魚がめ
- 主に愛知県の常滑で生産される。高級なものに「支那がめ」がある。
木舟
- 高級な金魚の飼育家に賞用された。材質は杉、檜、椹(さわら)
セメント作りの箱
睡蓮池
泉水
飼育池を作る場所の選定
趣味を目的とした飼育池の作り方
飼育池の大きさ
配置図と断面図のイラストあり。
イ、3尺*5尺
ロ、4尺*6尺
ハ、4尺5寸*7尺
排水口
副業又は専業(営業用)として飼育池の作り方
池の大きさ
池の形
土池の深さ
池の周囲
注水口
排水口
第10節 金魚と水の関係
川の水、湖や沼の水、湧き水、井戸水の説明
どんな水ならよいか
水と酸素の関係
- 清水中の酸素の溶解量グラフ(横軸に水温、縦軸に酸素の量CC)
水中酸素の欠乏の原因と手当
- 金魚は酸素の量が1m3中0.5CC位になると不安の状態を示し、0.3CC位ともなると窒息して死んでしまう。
鼻上げの手当(酸素欠乏の手当)
第11節 金魚と水草
水草の種類
第12節 金魚を飼う道具
第13節 金魚の餌とその与え方
蛋白質、脂肪、炭水化物、鉱物質、ビタミンの解説
- ビタミンでAが不足すると抵抗力が弱くなる、Bが不足すると発育不良、Cが不足すると鰓腐病等、Eの不足は繁殖力の低下。
動物性の餌
ミジンコの解説
ミジンコを採集するには
ミジンコを作るには
ぼうふらの説明
アカコ(糸ミミズ)の説明
アカコを採集するには
アカボーフラとアカコの保存法
植物性の餌
餌の調整
餌のやり方
趣味的の場合
切餌(きりえ)と附餌の説明
営業用の場合
- 素焼きの烙烙(ほうろく)に穴を開け与える。 ※焙烙の誤植か
金魚の餌の分量
水温20度の時、魚の体重の5/100位。
第14節 金魚の遺伝と雑種・変種について
- 「豌豆」(エンドウ豆)の赤花と白花を交配すると赤花になるのは優性
「おしろばな」の赤花と白花を交配すると桃色になるのは不完全優性(中間雑種)
「ちょうせんあさがお」の刺有りと無いものを交配すると両方でる。
これはモザイック(※モザイク)雑種
金魚の普通眼は優性で、出目性は劣性
普通鱗と透明鱗では中間雑種でモザイク状に混在する。(キャリコ)
第15節 金魚を繁殖させるには
親魚
雌は3年乃至5年魚、雄は幾分若くても差し支えない。
金魚の雄と雌の区分
金魚の取り扱い方
採卵前の準備
雌1尾に対して雄2乃至3尾。採卵前は同じ水に入れない。
魚巣の準備
金魚の産卵数
大体3,000乃至5,000粒ぐらい産む
産卵のさせ方
産卵後の親魚の取扱い方
- 雌雄を別にして1日絶食させる。2回目の産卵は早ければ10日位、遅くとも20日位。
孵化前の準備
- 温度変化による孵化のばらつきをなくすため、魚巣が中層になるようにする。
孵化
- 20度位で2日で発眼、4日目に孵化。水温と孵化日数の表を掲載。
孵化後2,3日で泳ぎ出す。これを浮出し或いは浮上するといい、これらを青仔又は毛仔という。
茹卵の黄味は松井博士の研究によると、金魚の稚魚はこれを消化する酵素を持たないので無駄である。
稚魚の飼育
一定面積にどれ位飼えるか
魚の大きさ別に1m2当たり尾数と1坪当たり尾数の表を掲載
-----メモ-----
烙=ラク、カク
« 「金魚の飼い方 附・熱帯魚」 木村四郎 その2 | トップページ | 「金魚の飼い方 附・熱帯魚」 木村四郎 その4 »
« 「金魚の飼い方 附・熱帯魚」 木村四郎 その2 | トップページ | 「金魚の飼い方 附・熱帯魚」 木村四郎 その4 »
コメント