「アクアライフ 創刊号」 1979年8月 マリン企画
「アクアライフ 創刊号」 1979年8月 マリン企画 定価600円 A4版 128ページ
熱帯魚雑誌の歴史は、先に紹介した「ペットマガジン」の創刊は1966年、「観賞魚の友」は1967年、「フィッシュライフ」はこれ等より少し後になる。
※創刊年は通巻からの推測です。
そしてこれ等の雑誌は熱帯魚ブームの衰退と共に廃刊となったが、1965年に隔月により創刊された「フィッシュマガジン」だけが、その後の熱帯魚専門雑誌として生き残ってきた。
その後十数年、専門誌は発刊されなかったが、1979年になって新たな熱帯魚雑誌としてこの「アクアライフ」が創刊され今に至っている。
実はこの年偶然にも、「アクアライフ」以外に発刊された専門誌が他に2誌ある。共に廃刊となってしまったが、ひとつは西ドイツの熱帯魚メーカーであるテトラから「アクアリウムダイジェスト日本語版」が、他方は「ザ フィッシュワールド」であった。
テトラからは会員向けに「アクアリストクラブ」と言う小冊子(内容は可成りいい 全8冊)も1979年に出されている。また「アクアリウムダイジェスト」自体は、それ以前に英語版が発売されていた。
さらに、バブル期には「アクアクラブ」、「エンジョイアクアリウム」、「アクア エントゥ」、「ピチャット」、「peep」、「アクアマガジン」、「アクアイマジン」、「グッピーの世界」が出版され、「楽しい熱帯魚」、「プラダパット」、「アクアジャーナル」、「アクアナビ」と続いている。
上記の雑誌については、いずれ紹介していきたいと思います。
構成
口絵
目次 ※サメの骨格の中に斜めに書いてます。見づらいです。
本文
AQUA GRAPHICS
- フロリダの湿原地帯に野生の閃きを見た
魚たちの夢が躍むアクアティックゾーンに大注目なのだ
清流に息づく淡水魚の躍動は爽やかな感動を呼ぶ
波打ち際の儀式 クサフグの産卵風景は生命力が演出するおごそかなドラマだ
AQUA FEATURE
- トロピカルフィッシュは個性あふれるタレントたちなのだ
僕らの真白な時間割に水族館てやつをでっかく書き込んでしまおう
都会はとても騒がしい それでものんびり水草トーキング
いっちゃん最初ではあるけれど タカラガイのキワメツケを紹介しよう
AQUA TOPICS
- 産卵技術の進歩がとうとう青い天使をつくりだした
海底にくり広げられるハゼとエビの奇妙な関係
ファンタジーの彼方に青い天使が誕生した
AQUA EVENTS
- グッピークレイジーたちはクリエイティブ感覚に賭ける
グッピーコンテストは和気あいあいのハッピーイベント
AQUA KNOW-HOW
- ビギナーのための器材ショッピングのカンどころ
ベテランからビギナーへ 店頭から水槽までのノウハウのカンどころ
塩っぱい水で魚を飼うための12のカンどころ
AQUA REPORTS
- 清らかな空気と素朴な人情が小千谷の錦鯉を造り出す
小千谷の歴史は錦鯉の歴史 鯉造り一筋に打ち込む人々
市が尾高校生物部はワイワイガヤガヤ とても楽しいアクアドリームなのです
毎日食べさす餌だからよーく考えて選ぶのだ
AQUA DEPERTMENT
- カニってすごくコケティッシュなんだ
アフリカ大陸が語るマウスブリーダーの謎
ムッシュ牧野のアクア・テラリウム学入門
無理難題 VS 快刀乱麻
へそ曲がり鈍魚庵の旧刊紹介
-----メモ-----
西暦1965年=昭和40年 西暦1979年=昭和54年
関連本
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