「ペットマガジン 1967/7」 その3
金魚飼育コーナー 新井 邦夫
入梅あけの金魚の飼育と管理
夏にかけての金魚の成長と褪色
親魚候補の選択と飼育
農業祭で受賞した金魚養殖経営者の話
- 昭和40年、水産部門の受賞者となった奈良県大和郡山市の乾義雄氏の業績紹介。
氏は昭和2年から農業兼養殖に従事した人で、現郡山金魚養殖組合組合長の職にある。
ムスン(たうなぎ)の記 実吉 達郎
- ブラジルでムスンという水生生物を知った。日本で中国産ムスン5匹を飼ってみて、まず驚いたのは、むすんはが思いのほか凶暴であり、貪食だということだ。
今月のフィッシュ 編集部
コリドラスを殖やしましょう
キャットフィッシュの特徴
コリドラスの産卵条件
雌雄の判定
産卵行動
ふ化
新種紹介
モーリーの改良種
ジョーン・ウッド マーブル・ヴェールテール・モーリー
- カリフォルニアのジョーン・ウッド氏が作り出した改良種。
新種は真黒い雌モーリーの中にすばらしいヴェールテールをしたモーリーを見付け、これにマーブル・モーリーの雄を交配したところ、できた仔は真黒とマーブルのヴェールテールをもった素晴らしい種が現れたのである。
最初は単にヒレの型のみ考えていたが、マーブルのヴェールテールがかなり多く出ているので、選択淘汰を重ねた。
※白黒写真だが、雄はグッピーのようにヒレが大きく、雌は今でいうダルメシアンモーリーのヒレを大きくしたような個体である。
※いいですよ。今見ないので、途絶えてしまったのかな。
水草シリーズ
ルドウィジア ※個々の解説あり
- アルターニホリア(alternfolia)、ナタンス、パルストリス、マーキュエータ(marcuata)
コラム
水草の人 Mr.グリンバーグ
- アクセルド博士(※アクセルロッド)著「The Aquarium Plant in Colore」の前頭に次のような言葉がある。「この書は世界的水草園芸家のMr.グリンバーグに捧げる」
実は、日本に輸入されている水草は、ほとんど氏の養殖場で育てられたものである。
※おまけ
新製品紹介
シュリンパー
- ※ブラインを湧かす器具で、「マンボウ式」ともいわれているものです。古い愛好家なら使った方もいると思いますし、たぶんまだ売っているかな。
これって山本海水養魚研究所が作って、日本水槽工業が発売していたんですね。知らなかったです。
以上でこの雑誌の紹介を終わります。
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コメント
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マンボオ式シュリンパーは野方マンボオ作だと思います。マンボオが閉店して近所の山本さんに業務委託したのかもしれません。親しそうだったので。
これはマンボオを知っているからというからではないですが、優れものでした。今でもあるのかな?
エアーの出るところが初期型のは穴が二つ開けてあって吸水とエアー出口がスムーズにできていました。ジョイントを差し込んだだけの後継機はいまひとつです。
投稿: 花やん | 2008年8月12日 (火) 15時35分
こん**は。
そうなんですか?知らなかったです。ググったらさらに良くわかりました。感謝です。
実はマンボウまだ持っています。かつてモザイク飼っていたので。
後期型か見ようとしたら、どこかの段ボールの奥底に??。でも捨てていないので、そのうちに出てくるでしょう。
創刊号の紹介で「英蝶」の話題なんかもしますので、また見て下さい。
投稿: イチ | 2008年8月12日 (火) 21時47分