「ファンシーグッピー」 その5
第4章 ファンシー・グッピー繁殖技術と遺伝学的選択淘汰
(付 ホルモンとカラー・テスト)
繁殖のテクニック
適切なる仔魚の処理
- 若い雄と雌は焼くヶ月位で別々に分け、離された雄と雌の雅魚は、3~4ヶ月まで別々にして飼育する。
優秀血統種の繁殖技術
- 雌を早期に繁殖させると成長が遅れ、産む仔魚の大きさが小さくなり、一腹の数を減じる。
ペアのみので交尾さすよりも、小さなグループを一緒に交尾さすのが望ましいと言われている。
成長の3段階
- Kaufman氏がファンシーグッピーの育成に関し3段階を記述している。
第1段階の「体の成長」は、4ヶ月で最終体長の70%に達し、8ヶ月で100%の成長率となる。
第2段階の「尾の成長」は、わずか4ヶ月ですべての尾が出そろい、7ヶ月でその全長に達する。
最後の「背びれの成長」は、大体7~9ヶ月で最高度に成長する。
同氏はさらにショーグッピーの年令は、以上のことから9ヶ月を経たもの、或いはそれより年を取ったものを出品することが理想であるとしている。
アルビーノ・グッピー(※アルビノ)
- アルビーノは異性接合子(二つの異なった遺伝子をもつ雑種即ち雑色の親)として繁殖すれば最高の魚である。
アルビニズム(色素欠乏症)は劣性で、その結果、アルビニズムの遺伝子は通常現れる魚によって運ばれ、此の遺伝子が両方の親にあるか、或いはアルビーノの雄のみがヘテロ接合体をもつ雌と交尾した場合、その半分或いは1/4の仔魚が、理論では、アルビーノとなって生まれてくることは可能である。
遺伝学的な選択淘汰
- 近縁交配では一度に一つ以上、或いは最高二つの特性をうまく選択淘汰することはむずかしい。
同種交配
- 2つの近縁血統の間でF1を使用して交配する(即ち第一世代の交配)と、次の子孫はどんな目的にも使用できない。代わりにF2(第二世代)に繁化が起こり、殆どの部分が使用不可能となる。
ライン・リーディングかインブリーディング(※ラインブリーディング?)
- ラインブリーディングはインブリーディングの薄れたタイプである。
最高の仔魚は最高の親から生まれない。
厳密な繁殖計画
選択淘汰の制圧
- 制圧を止めると野生に戻るということ。
ファンシーグッピーの作出と固定とは
ホルモンとカラー・テスト
ホルモンの効用
- 1 雌グッピーは色彩や模様の遺伝子を運ぶとされているが、外観で確かめることが出来ない。ホルモンを使うと魚の表面にこれら遺伝子(限性遺伝子)を確認することが出来る。
2 ,雄のサイズを大きくしたり、雌のひれの色を増したりするのに半永久的な効果を示す。
ホルモン2種
- 1 錠剤ホルモンを粉にして乾燥餌と1対1の割合で混ぜる。
2 水槽に直接投用する。水性の乳遊液ではたやすく溶解するが、油性ホルモンには少量のアルコールに溶解して使用する。
ホルモンの適用
- ※使い方が数値と期間で細かく書いてありますが、好ましくないので省略。
ホルモン使用上の注意
- 人間には非常に危険なものであることを忘れてはいけない。
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