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2008年7月29日 (火)

「ファンシーグッピー」 その3

第2章 ファンシー・グッピーとショーへの招待
 グッピーの歴史

  • 1859年にドイツ人科学者Wilhelm Petersが、ベネズエラのカラカスにあるリオ・ガイール地方に産する魚をPoecilia reticulataと命名した。

    グッピー氏とグッピー
     グッピーという名の起源は、イギリスの植物学者であるRobert John Lechmere Guppy氏がトリニダットで採集した標本をイギリス博物館のAlbert Giujter博士が誤って新種とみなしRobert Guppy氏を記念して、GirardinasGuppyという名を付けたのが始まり。

 ハーネル氏とファンシーグッピー

  • デンマークのO.Winge博士の研究結果の公表により、実験動物の対象となり、繁殖されるようになった。

    ポール・ハーネル氏
     ドイツの家具師であったが、1930年代の末期にアメリカに移り住んだ。

    ハーネル飼育方式
     出来る限り「生餌」を与え、毎週20%の水を換えて野生種のグッピーを育てた。

    ハーネル・グッピー
     すべて長いベール状の尾を持ち、それらの殆どが強い色調で色彩られている。

 ファンシーグッピーの種類・作出者

  • ファンシーグッピーと作出者
    Hohnel氏の赤系統のグッピーはフラミンゴ・グッピー、フレーム・グッピー、レッドテール・グッピー、ハーネル・グッピー、ファイアー・グッピー、レッド・ルビー・グッピーなどと呼ばれている。
    Flank Alger氏は独創的な血統を作出した。

    ドイツのEdward Schmidt氏は赤と黒がボディーから尾びれの全体を二分して色どられたグッピーを作出し、ドイツ・グッピーの流れを世界的なものにした。

    イギリスのKenneth P.Fawcett氏はレオパード・グッピーやグリーン・グッピーの名と共に知られる。

    さらに30年前にはAbbs博士は独自の系統を作出していたが、途絶えてしまった。

    このように、ショーのためのファンシーグッピーの種類は、著名なブリーダーによって、雄グッピーの体色、体型が95%固定されたとき、一系統と数えられる。

 最近流行の系統

  • 昔のグッピー
    今日、我々が二度と見ること出来ないものが多い。ファンシーグッピーの中にソードテイル、コファテール、ピンテールがあった。
  • ヨーロッパのスタンダード
    尾びれ、体型が重要で、鮮明な色彩が要求されなかった。無色のグッピーが多い。
  • 今日のグッピー
    流れるような尾ひれと型、強烈な色彩をもった大型グッピーが、特に強調されるようになった。
  • アメリカのショースタンダード
    1957年夏にT.F.H誌上で、始めてショースタンダードが発表された。
    ボディー、尾びれ、背びれ、状態、姿勢、色彩に各20点が配分された。
  • ドイツの傾向
    1962年の10月号、T.F.H誌上でではドイツのグッピースタンダードが、Owen Stoezdach博士によって記述された。

    ボディーに20点、背びれに30点、尾びれに40点、状態とひれのスタイルに10点が配されている。

    ボディーと背びれの配点の内各10点は色彩、尾びれの色彩には15点が配分され、色彩だけに35点が与えられた。
  • イギリスの傾向
    ここ数年ダブルソード・グッピーが人気
  • コンチネンタル・エメラルド
    ボトムソードに幾分似ている血統に、ウィーンではじめて繁殖された、美しいコンチネンタル・エメラルド・グッピー(特にライアテール・エメラルド・グッピー)がある。

    エメラルド・グッピーとファンテール・グッピーとの交配では、フラッグテール・グッピーが出る。
  • 最近の流行は
    広いV字型の尾をもち、その尾が体長と同じ長さがある。

    ハーネル・レッド・ファンテール・ローメザー、グリーン・ファンテール、シュル・バリカラー・ファンテール、デルテンテ・ベールテール
  • キングコブラ・グッピー
    キングコブラ・ベールテール・グッピーが1965年、T.F.H誌上にて始めて紹介された。
    このグッピーはアメリカのマック・グッピー養殖場にて作出されたものである。

 最近流行種の作出には

  • 突然変異の結果出てきた新しい種を淘汰繁殖して個々に飼育する。最も美しい雄と他の血統の雌を交配して、どの血統の雌がいい結果を出すか注意深く記録する。

 グッピー・クラブへの招待
  クラブの目的
  グループの計画繁殖
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