「熱帯魚の飼い方殖し方」 石川貞二 その4
第2章 鯉科
- 一番大きくなる鯉科の魚はインドに産するマハシーヤという魚で6尺にも達する。
ジャイアント・ダニオ
- 雌雄差は縞が雄ではまっすぐに並んでおり、雌はこの縞がところどころ途切れている。
ゼブラ・ダニオ、スポッテド・ダニオ、パール・ダニオ
ラスボラ・ヘテロモルファ
- 昭和28年3月28日、フリスコ熱帯魚研究所で産卵、孵化し92尾の稚魚を育てることに成功した。これが我が国最初の産卵である。
ロージィ・バーブ(※バルブ)、バーバス・ラテリストリガ(※バルブス)
ブラック・ルビー
- 背鰭の黒い方が雄で、雌の背鰭は透明である。
バーバス・オリゴレピス、バーバス・テトラゾーナ
バーバス・シュバタイ
- 南支那に産するバーバス・セミファシオレイタスからアメリカ人のトーマス・シューバート氏がこの魚を作り出した。
チェリー・バーブ
- 産卵しても余り沢山孵化しない。産卵時雄を2尾使うと、雄同士が張り合って雌のことをかまわないので、1尾がいい。
ホワイト・クラウド・マウンテン・フィッシュ
ガーネット
- 戦後初めて輸入され、ラスボラ・バンコックと呼ばれていたが、最近米国雑誌に依れば、Aphyocyprinus.spとなっている。
第3章 胎生メダカ科
トップ・ミノウ(※タップ・ミノーではない。)
グッピー
- 現在我が国にあるのは、ヴェイルテイル、ソードテイル、ライアテイル、レイステイルである。
ヴェイルテイルは黒くて長い尾鰭、ソードテイルは尾鰭の下側に長い剣が出るもの、ライアテイルは尾鰭の上下が幅広く長く伸びるもの、上下とも細く伸びて剣のようになっているものは、ダブルソードテイルという。レイステイルというのは尾鰭がレイス状に透明なものを言う。
タニシを喰い殺すことが多い。
- プラティ、、ブルー・プラティ、レッド・プラティ、ゴールヂン・プラティ、ワッグテイル・プラティ、ヘルメット・プラティ、ヴェリアタス、ソードテイル
レッド・ソードテイル
- 1922年にニューヨークのシルバーという人が、プラティとの交配によって作り出したと言われている。1930年には別の赤いソードテイルが出来たが、この方が美しい赤色であり、交配によって出来たのではないといわれている。
- ワッグ・ソードテイル、タキシード・ソードテイル、セルフィン又はモリー
オレンジ・ドーサル・ブラック・セイルフィン・モリー
- 胎生魚の王様といわれてこの魚は、立派で美しいが難しい。生まれた時から黒いモリーはパーマブラックと呼ばれ、米国で1936年に始めて売り出されている。
第4章 卵生メダカ科
A,パンチャックス グループ
- 雄は雌をえらく追いかけるから、普通とは反対に雌2尾に対して、雄1尾が良い。
- エピプラティス・チャッペライ、パンチャクス・パンチャックス
B,ファンドュロパンチャックス グループ
- アフィオセミオン・バイヴィテイタム
我が国に来ているのは、バイヴィテイタムではなく、スプレンドプリュウリスだと思う。
- ライアテイル
アメリカではネオンテトラより高価である。我が国では今のところ繁殖していない。
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