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2008年7月10日 (木)

「観賞魚日記」  監修 広海貫一 熱帯魚新聞社 昭和45年

「観賞魚日記」 副題「飼育の手引き」 監修 広海貫一 熱帯魚新聞社 昭和45年1月1日発行 定価1000円 509ページ A5版

 この本は書籍名?のとおり365日分の飼育魚の日記を書けるようになっているもので、本に分類するか疑問ですが、珍しいので紹介します。

 今手元にあるのは昭和45年版で未使用状態ですが、これ以前に出版されていたことは本の中で書かれているが、何年から出版され、いつが最後なのかは把握していません。

 ある時期、同じ年度のものが数冊出回ったので、恐らくデッドストックものが段ボール箱で世にでたものと考えられます。

 出版社である熱帯魚新聞社は監修者でもある広海貫一氏が社主を務め、また同氏は戦後の熱帯魚界で緑鱗荘を主催し熱帯魚の生産、卸し業をし、先に紹介した「熱帯魚」飼い方の手引き 雨宮育作監修 誠文堂新光社 昭和29年 の執筆や東都書房より昭和43年(1968)に「熱帯魚の飼い方」も著しています。

 本の特徴としては、熱帯魚専門雑誌で見られるようにメーカー、問屋、小売店等の広告が最初と最後にたくさん入っています。

 また、表紙は毎日しかも水場で使うことを想定したのかビニール仕上げになっています。

構成
広告

はじめに(※このタイトルはない)
口絵
本文
附録
奥付
広告

広告は最後にまとめて紹介することにします。

---メモ---
西暦1970年=昭和45年
関連本

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コメント

私が熱帯魚を始めたのは、広海貫一氏在世時に同氏の自宅兼養殖場である緑鱗荘を訪れ、まだ高価だったエンゼルフィッシュ始め何匹かの魚と水草を求めたのが契機でした。
熱帯魚新聞を購読し、日記も毎年購入していました。
この記事を読ませて頂き、あの時の新聞と日記を保存しておかなかったこを悔やんでいます。石川氏、雨宮氏、和泉氏、牧野氏の本はあるのに、広海氏関連書物を保存しておかなかったのは、返す返すも残念でなりません。

mizugame 様
いらっしゃいませ。

当方はmizugameさんのHPは以前より拝見させていただいておりました。

この手の本を収集していますとキーワードからたどり着くのはお互い同じですね。

広海貫一氏に関する文献は少なく、当方も1冊見つけましたが、かなりの高価であきらめました。

氏の主催した熱帯魚新聞を今でも持っているのはアクア業界の富沢氏ぐらいだとおもいますし、インターネット黎明期から市場を見ていますが、まず出ないです。

このブログ休憩中ですが、もう少し当時の本や雑誌があります。機を見て再会しますので、よろしくお願いします。

初めまして、廣海貫一の長男の嫁で廣海充南子と申します。
主人の名前は廣海緑造です。
義父である貫一さんは、息子や娘に全て緑を名前につけております。
主人も父親である貫一さんを子供の時に亡くしているので、なぜ自分たちに緑が付けられているのか謎が解けないままです。
そして先日、主人の緑造がこの世を去りました。私は主人の為に、まだ残されており息子に先立たれた義母の為に、貫一さんの手がかりの本を捜しております。

突然の内容でビックリされるかと思いますが、藁にもすがるような思いです。
私と主人の間に出来た息子も緑顕という名前で、緑を受け継いでもらいました。

何でも構いません。
こんな本を出していた。この本はここで探せる。何か教えていただけませんか?

何卒お願い致します

廣海充南子

ご来訪感謝です。

「廣海貫一」氏の関係書とのことですが、当方もこの本以外では3冊程度しか見たことがありません。手元にはココで紹介している2冊のみです。
今、入手可能なのは「広海式健康法」広海 貫一 著、 デパート通信社、 昭和43で古書価4200円です。URLは以下
https://www.kosho.or.jp/public/book/detail.do?tourokubi=FBDD94FC4F714D1FCD700093AC8E5D8B55D3D1240D45E1A2&seq=82&sc=970FBAA5F7E929F90A9FC4E920DDAF0F

蔵書していませんが「熱帯魚の飼い方」東都書房 (1968)と言う本もあります。

同氏は思想系機関誌も「緑」と言う名称を付けたり、その後の熱帯魚の卸の屋号も「緑鱗荘」としたように、「緑」を好んでいたようですね

コメントありがとうございます!
早速調べさせて頂きました。
この二冊をまず義母にプレゼントしようと思います

ありがとうございました

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