「熱帯魚」 雨宮育作監修 その2
口絵
魚の外形と内蔵 イラスト
混泳写真(カラー)
- ラスボラ・バンコックなる魚がいます。ブラックラインの入った魚です。
イラストで熱帯魚を紹介 35種 ※結構きれいです。
混泳写真(カラー)
浅草かみなりおこし総本店ないの水槽写真(白黒)
カラシン科の魚(白黒) 10種
- クセノブリコン・スピルラ(クテノブリコン?)はシルバー・テトラかな。
鯉科の魚たち(白黒) 10種
卵生目高科の魚類(白黒) 4種
- 好きなダゲッティーが載っている。だけど名前はパンチャックス・チャッペリーとなっています。
シクリッドの魚類(白黒) 12種 2ページ
- 謎のシクラソーマ・カッテライの写真がある。説明では目がエメラルド状に緑青色に光る。ホンジュラス産の魚で全長8cm。
胎生する魚のいろいろ(白黒) 7種
グッピーは殆ど原種ですね。
アーチャー・フィッシュが水上のくもを狙っている写真(白黒)
その他の科の魚(白黒) 10種
ベタの産卵写真(白黒)
グーラミーのいろいろ(白黒) 5種
エンゼルフィッシュの誕生(白黒) 産卵、孵化、成長段階
水草のいろいろ(白黒) 10種
ここでもクリプトはアマノ風にキリプトコラインです。
展覧会を見る(白黒)
昭和28年5月 日本橋三越本店
昭和29年7月 品川京浜デパート
プロ訪問 温室の内部を見る(白黒)
広海貫一氏の緑鱗荘(本人も写っている)
フリスコ熱帯魚研究所と石川貞二
日本熱帯魚研究所と牧野信司
竹腰宏氏の東京水族館
江ノ島水族館
いろいろな利用の仕方(白黒)
- 喫茶店、病院、寿司屋、レストラン、個人宅の水槽設置写真
個人宅では落語家の柳家金語楼さんが水槽の前でポーズをしている写真がある。
金語楼さんは当時、相当数の水槽と熱帯魚を飼っていたようです。
世界のアクアリウム(白黒)
アメリカアクアリウム協会により提供されたメダル
フィラデルフィアの園芸会館で開かれた熱帯魚展
パキスタンアクアリウム博覧会
大仕掛けな熱帯魚広告(巨大な看板)
※ここから口絵でも本文に近い愛用
小型熱帯魚飼育温室の設計と建設 執筆:牧野信司
- イラストと図面を使い12の行程で分かり易く説明している。
掘削、コンクリート基礎、土台の材木、アンカーボルト、水槽の棚、入り口戸の寸法、二重戸の付け方、ビニールの張り方。
本格的な温室の構造を3つイラストで紹介し解説。
保温ケースの作り方と注意点 執筆:牧野信司
- イラストと図面を使い解説。例として幅4尺6寸、高さ5尺7寸の保温ケースを紹介している。この大きさだと標準の2尺*1尺*1尺の水槽が6本置ける。因みに板厚は3寸となっています。
飼育設備と器具のいろいろ 執筆:牧野信司
- 写真とイラストで紹介している。今まで本で紹介されていなかった上部フィルターの写真が載っている。角に載せるタイプのもので、この後に発売されたサイレントに近い物か。
他にイラストだがPH電流計測定器なんていうのも紹介している。
小型温室の暖房について 執筆:牧野信司
- 温水暖房についてよく説明されている。(特に園芸温室で使われるコンベクター方式)
小型温室暖房燃料長短表は前に紹介した「「熱帯魚の飼い方」 藤岡 昇、藤本義昭 六月社 昭和33年と同じものが使われている。藤本氏が許可を得て使用したのか、なにか別の資料があり牧野氏共々、当時の執筆者たちがこの表を利用したのかわからない。
サーモスタットの取扱いと注意 執筆:牧野信司
- バイメタル式サーモスタットの注意点をイラストを使い説明。
以前わからなかった外部調節式と内部調節式の違いがこのイラストで理解できた。
電子サーモが発売される直前のサーモは調節つまみがガラス管の外に出ていたが、もっと以前のサーモはガラス管内に調節つまみが収まっていたらしい。
また、当時は「保温器」と称しサーモとヒーターが5cmぐらい離れて平行にブリッチで固定されている一つの製品が主だったようだ。
水槽内の装飾と配置の工夫 執筆:牧野信司
- イラストと写真(江ノ島水族館提供)で解説
例1 日本的な味を生かした方法
例2 西洋的な味を生かした方法
石で分けた所に水草植え、その他に白砂を使ってアマノ風です。
例3 岩を用いて渋い味を生かした方法
例4 岩を用いて幻想的な感じを出した方法
これも岩と背の低い水草をつかうところがアマノ風です。
例5 草だけを用いた方法
例6 1個の水槽にしきりを入れて分ける方法
装飾用玩具のいろいろ
餌のとり方 執筆:石川貞二
- イトミミズのとり方、ミジンコのとり方、赤ボウフラのとり方を写真とイラストを使い解説。
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