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2008年5月 9日 (金)

「熱帯魚の楽しみ方」 和泉克雄 その4

第7章 害敵のいろいろ
 第1節 何がいちばんこわいか

  • ヒルが一番だといえる。水槽に多いのは「ヒルド・ヤポニカ」普通のヒル。魚に直接害がないと言う人もいるが、卵生メダカのライヤー・テールの水槽でヒルがいる水槽の卵は100%ふ化しなく、いない水槽では100%ふ化した例もある。塩水にも強いので対策法はない。

 第2節 ミズミミズ

  • 水を酸性にし、ウォーター・スプライトなどの葉の柔らかなものは食べる。対策法なし。リセットし水草は処分。

 第3節 イカリムシ

  • 金魚やコイに多い。この場合はカルバミン酸エチルウレタン通称「ウレタン」と言う麻酔薬で魚を眠らせピンセットで抜く。小さな熱帯魚では無理。

 第4節 ヒドラ

  • ギリシャ神話に出てくる九つの頭を持つヘビのこと。被害は1cm以下の稚魚が多い。駆除には硝酸アンモニアを水1リットルにつき0.1gが効果があるが稚魚には無理。
  • 野外で栽培した水草に付着していることが多い。これって結構みなさんやってると思うので注意しましょう。

 第5節 ウオジラミ(チョウ)

  • 戸外の金魚やコイに寄生し水槽内では少ない。戸外から持ち込む水草を過マンガン酸カリ水溶液(水1リットルにつき0.1g)で消毒する。前記事に消毒時間が出てますから読んでみてください。
  • またウオジラミは麻酔薬に強いため魚を眠らせウオジラミを泳がせ魚体から離すか、ピンセットで除く。

 第6節 その他の害敵

  • ゲンゴロウの幼虫やヤゴ。意外なのは3歳ごろまでの幼児。笑えますが本心で書いてます。

第8章 水草のいろいろ (i)はイラスト有りを示す。
 第1節 水草の美しさ

  • 世界で水槽用水草として知られているのは約250種、うち日本で知られているのは約40種。

 第2節 アマゾンソード・プラントの仲間

  • 40種が知られているが日本では数種。アマゾンソード・プラント(i)、ラジカンス(i)、 セロファン・プラント、ラッフル・ソード(i)、メロン・ソード(i)、チェーン・ソード(i)、サジタリア・スブラータ(i)    

 第3節 アポノゲトンの種類

  • 世界では13種が知られている。マダガスカル・レース・プラント(i、Ap・フネストラリス、Ap・ベルニエリアルス、Ap・ヘンケリアヌス)、ウンジュラトス(i)、ウルバセウス(i)、クリスパス、ナタンス、コルダトス、ジスタキウス(和名ミズサンザシ

 第4節 クリプトコリネの種類

  • 70種が知られている。ベケッティ(i)、グリフィッティ(i)、ウイリッシュ、シリアータ、アフィニス、ロンギコーダ、ネビリイ、レトロスピラリス(i、当時はアンダリタムと間違えられた)

 第5節 温帯・亜熱帯の種類

  • バリスネリア・スピラリス(i、和名セキショウモ)、トルチフォリア、ビワエンシス、ルドウィジア・ナタンス(i)、ハイグロフィラ・ポリスペルマ(i)、ウォーター・スプライト、ウォーター・ウイステリア、ウォーター・クローバー、ウォーター・ロベリア
  • ウォーター・バナナ・プラント、ウォーター・チェストナット(ヒシ)、ウォーター・ヒヤシンス、ウォーター・レタス、ウォーター・ローズ、ウォーター・オーキッド、ヘア・グラス、アナカリス、ミリオピラム、セラトピラム、カボンバ、コウホネ、ミズスカンポ(ウォーター・リリー)

 第6節 浮き草の種類

  • アオウキグサ(レムナ、スピロデラ)、アカウキグサ(アゾラ)、サンショウモ(i、サルビニア)、リシア、ニテラ(i、フラスコモ)、ウイロー・モス(i)、ミクロソリウム

第9章 エサについての知識
 第1節 エサは魚の食事
 第2節 乾燥飼料
 第3節 動物性のエサと植物性のエサ

  • タラの肉はゆでて与えるとよろこんで食べる。

 第4節 培養できるエサ

  • ブラインでもサンフランシスコ湾のものは3.5%でソルトレーク産は27.5%海水濃度で良くふ化するように産地の違いを知ることが大事

 第5節 もっとも栄養のあるミミズ
 第6節 イトミミズ・アカボウフラ・ミジンコ

第10章 水についての手帳
 第1節 水の成分について
 第2節 酸性とアルカリ性
 第3節 水質の調整
 第4節 硬水と軟水

  • 無機分(カルシウムやマグネシウムなど)が100万に対し0~50(50ppm)が軟水、100~200が硬水である。1kgの水に0.001gの重さの無機分が存在すると1ppm。

第5節 硬度Phとの関係
第6節 水と酸素の関係

  • 空気は酸素1に対し窒素4、水は酸素1に対し窒素2。熱帯魚がいる地域の平均温度が25度付近というのは、この温度時の溶存酸素が多いと言う事実もある。

第11章 魚との対話
 第1節 魚との対話
 第2節 相手をいたわるということ
 第3節 魚のは愛情があるだろうか?
 第4節 魚の心
 第5節 熱帯魚の今昔
 第6節 熱帯魚の再発見

第12章 飼い方とふやし方

 第1節 シクリードの仲間
 第2節 カラシン科の仲間
 第3節 コイ科の仲間
 第4節 卵胎生魚の仲間
 第5節 グッピー
 第6節 卵生メダカの仲間
 第7節 迷宮魚の仲間たち(アナバンテード)
 第8節 ナマズの仲間
 第9節 ドジョウの仲間
 第10節 レインボー・フィッシュとハゼ、サン・フィッシュ
 第11節 変わった形の魚たち
 第12節 恐い顔の魚たち

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