「熱帯魚の飼育と鑑賞」 吉津良恭 その11
- 第1節 メダカ科 続き
ハブロチラス・ルブロスティグム Panchax lineatus
※ パンチャックス・リニアタスの事で当時種名の変更があったらしい。
現在我が国に渡来しているのはパンチャックス・チャペリー(P.chaperi)、パンチャックス・パンチャックス(P.panchax)の2種である
リボン・パンチャックス Aphyosemion australe
※ アフィオセミオン・オーストラレの事。
ベロネソックス Belonesox belizanus
ゴールデン・ファンデゥラス Fundulus chysotus
この熱帯魚は米国の自然種であるが、欧州から輸入されている。更に極彩色の強いブルー・ファンデゥラスとともにいづれも本邦に紹介されていない。
アフリカン・キリフィッシュ Fundulopanchax coeculeus
※ ブルー・グラリスの事。
ファンデゥラス・ギュラリス(Fundulus gularis)又はブルー・ギュラリスとして知られている。これも目下未だ輸入を見ない。
アメリカン・フラッグ・フィッシュ Jordanella floridae
- 第2節 キクラ科
ティラピア・マクロセファラ Tilapia macrocephala
雄が卵をくわえ保護する。未だ輸入に至らない。
マウス・ブリーダー Haplochromis multicolor
雌が卵をくわえる。相当繁殖しデパートでも売り出されている。
ジュウェル・フィッシュ Hemichromis bimaculatus
本種は目下東京の一部愛育者に飼育せられているに過ぎない。
エンゼル・フィッシュ Ptrophyllim scalare
松平候によって昭和7年の春に200余尾孵化の大成功を見た。
ブルー・アカラ Aequidens latifrons
愛隣家にはアカラ・セルレウム・プンクタータ(Acara coeruleum punctata)として通っている種類で、本邦では未だ余り飼育を見ない希品に属す。我が国で普及しているアカラは縦アカラ(Aequidens portalegrensis)と称されている種類である。
ヘロス・スプリアス Cichlasoma severum
※ セベラムの事。我が国には未だ輸入されていない。
ヂョファガス・ブラヂリエンシス Geophagus braziliensis
※ ゲオファーガス(ジェオファーガス)・ブラジリエンシスの事。未だ輸入を見ない。
オレンヂ・クロマイド Etroplus maculatus
この魚も本邦にまだその飼養を見ない。学名のマキュレタス(※マクラータス、マクラタス)は斑点を意味する。飼養の注意点としては夏の強烈な光線と暑さを避けることが大切である。
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