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2008年4月26日 (土)

古本と古書

 「古本」と「古書」何が違うのだろうかと考えたことがある。「古書」には高尚な響きがあり、「古書店」は入りづらい印象がある。反面「古本」はお手頃であり、「古本屋」は入りやすい気がする。

 「古書」には数十年の眠りがあり、「古本」は新刊も併売されている感もなくはない。雑誌は「古本」に含まれるが「古書」には含まれないのか。

 などなど考えてはみたものの、どうもしっくりこない。で、自分なりにはやはり金額に違いを見出すのが手っ取り早いのではと至った。 

 定価より高い本は「古書」であり、定価より安い本を「古本」とするのはどうだろう。かつ絶版本は「古書」であり、新刊併売は「古本」とする。ただし金額は相場であり掘出し物金額では考えないことにする。

 コレでいくと結構納得できるかな、とか思っています。ただ例外は常にあるもので、ひとつに復刻本が出版されたらどうするかである。最近の良い例ではドゥーガル・ディクソン著の本がこれに該当する。

 「アフターマン」などは復刻本が出る前は古書価10,000円近辺で取り引きされていたが、復刻本が出てしまったため「古書」が「古本」なってしまった。中には「水生植物図鑑」のように復刻本が当時の倍近い値段で出版されたケースもあるのだが。

 と言うわけで、決して投機目的で「古書」を扱わないようお願いします。

 もう一つの問題はプレミアミ本の扱いである。人気商売の方が執筆した本・写真集等は数ヶ月で完売、増販なし、なんてのもありうるわけで、コレを「古書」に入れるのはいかにも辛い。

 これは、「お好みでどうぞ」って言いたいが自分としては除外です。

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