「水草園芸」 近藤龍雄 その6
第7章 水草の種類とその栽培 続き
【沈水植物】 33種 多くの種が熱帯魚用水草として利用可能。収集を始めると産地が重要になってくる。
ニッポンフラスコモ(日の当たるところより北向きの木陰でいい結果が出たとのこと。属名がNitellaなので熱帯魚用水草のニテラと同系。)、シャジクモ、コウガイモ(Vallisneria、鋸歯が顕著である)
センニンモ(Potamogeton)、カワツルモ(塩田に多い)、ヒンジモ、ミズオオバコ(Ottelia、一名ミズアサガオ、これは大きな水槽にはいいですよ。)、ヤナギスブタ(Blyxa、日本版ブリクサです。)
カナダモ(最初は植物学者が持ち込んだと解説)、ホザキノフサモ(別名キンギョモ)、フサモ、オオフサモ(Myriophyllumミリオフィラムはギリシャ語で無数の葉を意味している)
エビアマモ(海生)、トリゲモ(Najasナヤス、鳥毛藻)、ホッスモ(仏子藻)、イバラモ、スブタ、クロモ、マツモ、バイカモ(適温12~15度で20度以上は害ありと解説)
ササエビモ(Potamogeton)、エビモ、ヒロハノエビモ、セキショウモ(欧州、北米原産だが熱帯魚の輸入飼育と共に日本に広まったと解説)、ササバモ、ミズヒキモ、ヤナギモ、ミズハコベ、タチモ、ハゴロモモ(Cabombaカボンバ、石灰を含まない軟水がいいと説明)、コタヌキモ、タヌキモ、ヒメタヌキモ
今育成中の種 → フサモ、ササバモ、マツモ
かつて育成した種 → ホザキノフサモ、エビモ
フサモは種子からの育成で、戸外のケースで毎年芽が出ます。エビモは意外に難しく1年で消滅しました。ミズオオバコは種子からの育成を目指したが、芽も出ず失敗。でも再度やってみたい種です。
ここに載っている種はインターネットの普及により、大半の種が入手しやすくなっていますので、熱帯魚愛好家、水草愛好家、ビオトープ好きの方育成してみてください。
ただし、産地が重要なので教えてもらえるところで購入した方が後々楽しいです。
育成ケースは建材店で売っているセメントを練る緑の箱に田圃の土や、熱帯魚で使用したお古のソイルで十分です。また底砂用の南国砂も良いと思います。
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