「水草園芸」 近藤龍雄 その4
第7章 水草の種類とその栽培
【浮水植物】 25種
★スイレン類 耐冬性の見分け方として「耐冬種はワサビの根茎に似、不耐冬種は球状をしている」と解説。参考になります。
ヒツジグサ属を次の5亜種に分類
アポカルピアエ(Apocarpiae) → 温室性で日中開花
シンカルピアエ(Syncarpiae) → 夜間または昼間に開花
カスタリア(Castalia) → 耐寒性ないし半耐寒性
ロートウス(Lotos) → 温室性で夜間開花
ヒドロカルリス(Hydrocallis) →温室性で夜間開花
栽培法 → 繁殖、株分け、施肥、定植、水とその水深、越冬
自然の池で栽培する場合
熱帯性スイレンの栽培 → 繁殖、発芽、越冬 埴土更新について耐冬性種は2年毎だが熱帯性は毎年する必要がある違いを説明している。
スイレンの害虫
スイレンの切り花栽培
以下浮水植物の種類として
ヒツジグサ、ヒドロクレィス・ニンフォイーデス(ウォーターポヒーまたはミズヒナゲシ)、ミズアオイ、ホテイアオウ、ジュンサイ、レースソウ(マダガスカル・レースプラント)、キボウホウヒルムシロ(アポノゲトン)
ヒシ、アゾルラ・カロリニアーナ、サジタリア・ナタンス、ポンテデリア・コルダータ、トチカガミ、ウキクサ、アオウキクサ、オオアカウキクサ、アカウククサ、ミズワラビ、ヒシモドキ、ヒルムシロ、コバノヒルムシロ、デンジソウ、ヒメビシ、アサザ、カガブタ、サンショウモ
が多くはイラスト付きで特徴と栽培法が1種1ページほどで書かれている。
この中で自分が育てたことがあるのは、
今ある種 → ヒツジグサ、ホテイアオイ、アサザ、カガブタ、サンショウモ
以前あった種 → ウォーターポピー、ヒシ、オオアカウキクサ、アカウキクサ、ヒシモドキ、ヒルムシロ、デンジソウ
である。ヒシモドキとヒシ以外は他の種との勢力競争に負けて消滅してしまい、ヒシモドキは毎年沢山の種子で維持していたが、昨年の種子がすべて発芽せず絶えてしまった。
また、ヒシは以前に書いたように藻類駆除の薬品により全滅した。
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