「熱帯魚の飼い方」その3
第1篇 熱帯魚の飼育
第1章 飼育場の原則
- 水に溶ける酸素量 水1リットルにつき 0度で8cm3 30度で45cm3であるから水量の多い水槽で飼育する。
- 水草を植え炭酸同化作用を促す。
- 魚は変温動物であるか水温変化を小さく
- エサの種類と与え方。「日本人がヨーロッパやアメリカに行けば洋食で過ごす」と喩えているが、ちょっと強引かな。
第2章 飼育準備
- 1節 水槽の種類と置き方
- 2節 水 井戸水などは溶存酸素が少ないので、ポンプ以外で酸素を溶かす方法を紹介しています。それは高いところから水を落とす作業を5分行えばエアーポンプ30分と同じだそうです。
- 3節 魚の数 2~3cmの魚が10リットルにつき7~8匹で同一表面積なら水深は無関係との事。
第3章 水草
- 1節 水草の効用
- 2節 水草の種類 カボンバ、ミリオフィラム、アナカリス、サジタリア・スブラータ、サジタリア・ナタンス、ジャイアント・サジタリア、サジタリア・ギガンティ(gigantae わかりません)
ハイグロフィラ、ルドウィジア、河骨、クリプトコライン(グリフィシィ、シリアータ、ウイリシイ、コルダータ、ベケッティ、ヒルテリアーナhaerteliana、ロンギコーダ この本もアマノ風の表現です。また当時コルダータやロンギコーダが輸入されていたことの証です。)
エキノドラス・ラディカンス、アマゾンソード・プラント、アポノゲトン・ウンドラタム、マダガスカルレース・プラント、ウォーター・スプライト、ウォーター・ファン、ウォーター・ファン・レタス、リシア、ニテラ
第4章 日常の管理
- 1節 水の変化 水の緑変と白濁、水の悪変と嚊上げ、エアーポンプとフィルター(エアー分岐金具のイラストがあるが台に固定できる製品のようだ)
- 2節 保温と照明 熱帯魚の適温、保温箱(電球による保温の場合10リットルで15Wを2個、20リットルで25Wと2個)、サーモスタットとヒーター(サーモスタットの日本語として恒温器)、照明
- 3節 餌 生餌(赤ボーフラ、イトメ、ボーフラ、ミジンコ、ブラインシュリンプ、ミクロ・ウォーム[Anguillula silusiae]、インフュゾリア(稚魚全滅は餌不足が原因とし赤ん坊にビフテキを与えても育たないとユーモアある喩えで説明している。))
人工飼料 材料とその作り方がでている。
餌の与え方 骨皮筋右エ門にするには成魚で1~2ヶ月だと言うことです。
- 4節 病気と害敵 病気、白点病、(最もも効果のあるのは硫酸キニーネを水10リットルにつき0.1gとのこと)、水棲菌寄生病(過マンガン酸カリを水50リットルにつき0.1g)、ギロダクチラス病、マウスファンガス、松かさ病(ディギタリンが効くと聞いたこともあるが、確実ではないらしいと説明。)、その他
害敵 ヒドラ、ヒル、
- 5節 掃除と消毒 掃除と水換え、消毒
スキャベンジャー(貝類、キッシング・グーラミ、プレコストーマス、ロリカリアを紹介。貝類のイラストとしてオーストラリアン・レッド・スネイル、ペーパー・スネイル、レッド・ラムション・スネイル、コロンビア・ラムション・スネイル、アンプラリアAmpillaria、日本タニシを載せている。)
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