2008年7月 4日 (金)

「熱帯魚の飼い方殖し方」 石川貞二 その5

第5章 闘魚科

  • パラダイス・フィッシュ、ベタ、ドゥウォーフ・グーラミ(※ドワーフ)、スィックリップト・グーラミ(※シックリップ)、ブルー・グーラミ又は三星グーラミ、パール・グーラミ、スネークスキン・グーラミ、クローキング・グーラミ(戦前はいたが今は見かけない)、キシング・グーラミ(※キッシング)

第6章 シクリッド科
 シクリッドという名称はギリシャ語の魚という語から来ている。

  • ジュエル・シクリッド、エジプティアン・マウスブリーダー(※エジプシャン)、シクラソーマ・カッテライ(※シクラソマ)、ファイアマウス(※ファイアー)、シクラソーマ・セヴェラム、ジャック・デンプシイ、オレンジ・クロマイド、ブルー・アカラ、アストロノータス・オセレイタス、エンゼル・フィッシュ、アピストグラマ・ラミレツァイ
  • ディスカス
    戦前に2番位と戦後に2番位しか輸入されていない。戦後輸入されたものも、現在では死滅している。

第7章 その他の熱帯魚

  • クーリー・ローチ、グラス・キャットフィッシュ、コリドラス、コリドラス・イーニアス(※エネウス)、コリドラス・ハステイタス、レオパード・コリドラス(※ジュリー)、プレコストマス、バディス・バディス、グラスフィッシュ、バンブルビー・フィッシュ、スキャット

附録
 熱帯魚の企業化
  熱帯魚を営利事業として行う場合、次の諸点を考慮に入れる。
  1,餌の入手が容易なこと
  2,すぐに使用できる水があること
  3,温室保温用の燃料が安価で手にはいること
  4,販路がしっかりしていること
  5,いきなり営利的に魚を飼育しようと思ってはいけない
  6,種類を2~3に限定すること

 東京都内における主な小売店

  • 銀座千疋屋、ニュー千疋屋、第一園芸(渋谷)、大須賀鳥獣店(四谷)、日本橋高島屋、日本橋三越、新宿三越、京浜デパート

以上でこの本の紹介は終わりです。

2008年7月 3日 (木)

「熱帯魚の飼い方殖し方」 石川貞二 その4

第2章 鯉科

  • 一番大きくなる鯉科の魚はインドに産するマハシーヤという魚で6尺にも達する。

 ジャイアント・ダニオ

  • 雌雄差は縞が雄ではまっすぐに並んでおり、雌はこの縞がところどころ途切れている。

 ゼブラ・ダニオ、スポッテド・ダニオ、パール・ダニオ

 ラスボラ・ヘテロモルファ

  • 昭和28年3月28日、フリスコ熱帯魚研究所で産卵、孵化し92尾の稚魚を育てることに成功した。これが我が国最初の産卵である。

 ロージィ・バーブ(※バルブ)、バーバス・ラテリストリガ(※バルブス)

 ブラック・ルビー

  • 背鰭の黒い方が雄で、雌の背鰭は透明である。

 バーバス・オリゴレピス、バーバス・テトラゾーナ
 バーバス・シュバタイ

  • 南支那に産するバーバス・セミファシオレイタスからアメリカ人のトーマス・シューバート氏がこの魚を作り出した。

 チェリー・バーブ

  • 産卵しても余り沢山孵化しない。産卵時雄を2尾使うと、雄同士が張り合って雌のことをかまわないので、1尾がいい。

 ホワイト・クラウド・マウンテン・フィッシュ
 ガーネット

  • 戦後初めて輸入され、ラスボラ・バンコックと呼ばれていたが、最近米国雑誌に依れば、Aphyocyprinus.spとなっている。

第3章 胎生メダカ科
 トップ・ミノウ(※タップ・ミノーではない。)
 グッピー

  • 現在我が国にあるのは、ヴェイルテイル、ソードテイル、ライアテイル、レイステイルである。
    ヴェイルテイルは黒くて長い尾鰭、ソードテイルは尾鰭の下側に長い剣が出るもの、ライアテイルは尾鰭の上下が幅広く長く伸びるもの、上下とも細く伸びて剣のようになっているものは、ダブルソードテイルという。レイステイルというのは尾鰭がレイス状に透明なものを言う。
    タニシを喰い殺すことが多い。
  • プラティ、、ブルー・プラティ、レッド・プラティ、ゴールヂン・プラティ、ワッグテイル・プラティ、ヘルメット・プラティ、ヴェリアタス、ソードテイル

 レッド・ソードテイル

  • 1922年にニューヨークのシルバーという人が、プラティとの交配によって作り出したと言われている。1930年には別の赤いソードテイルが出来たが、この方が美しい赤色であり、交配によって出来たのではないといわれている。
  • ワッグ・ソードテイル、タキシード・ソードテイル、セルフィン又はモリー

 オレンジ・ドーサル・ブラック・セイルフィン・モリー

  • 胎生魚の王様といわれてこの魚は、立派で美しいが難しい。生まれた時から黒いモリーはパーマブラックと呼ばれ、米国で1936年に始めて売り出されている。

第4章 卵生メダカ科
 A,パンチャックス グループ

  • 雄は雌をえらく追いかけるから、普通とは反対に雌2尾に対して、雄1尾が良い。
  •  エピプラティス・チャッペライ、パンチャクス・パンチャックス

 B,ファンドュロパンチャックス グループ

  • アフィオセミオン・バイヴィテイタム
    我が国に来ているのは、バイヴィテイタムではなく、スプレンドプリュウリスだと思う。
  • ライアテイル
    アメリカではネオンテトラより高価である。我が国では今のところ繁殖していない

2008年7月 2日 (水)

「熱帯魚の飼い方殖し方」 石川貞二 その3

第2章 飼育中の注意
 1,温度

  • ヒーターはL字になっているものの方がいい。
    靴下みたいなガラス管にニクロム線と砂が入っているイラストが載っている。昔はこんなのがあったのか。

    電球による場合は2ワットで1ガロンの水を周囲の温度より3度暖めるとされている。保温箱の場合の水槽の大きさと電球数とワット数の表がある。

    現在、我が国では冬になると停電が続き、愛魚家の頭痛の種である。(時代を感じます)

 2,餌
  a、粉餌
  b、生餌 ※結構省略
   ミジンコ、ボーフラ、赤ボーフラ、イトメ、ミミズ

 3,害敵 ※結構省略
  ヒドラ、魚ジラミ、イカリ魚(虫の誤植か)、プラナリヤ

 4,病気
  白点病、ドロプシィ、フリュークス

 5,水の取換え
 6,ガラスに付着する苔
 7,掃除をする動物
 8,水の緑変
 9,水の白濁
 10,魚を新しく増やす場合

 11,卵の採り方と稚魚の育て方

  • 卵を採ろうとする親魚は少なくとも2,3日は別々の容器で飼育する。
    準備した水槽に先ず雌を入れる。これは午前中又は正午頃に行う。雄を入れるのはその日の夕刻、薄暗くなりかけた時がいい。

    雌は1尾だけ使用するのが原則で、これに雄を1,2匹入れる。充分熟していた場合は、翌朝必ず産卵する。大体早朝、午前中には産卵を終わるのが普通である。

各論

  • ※各種類の解説に入る。英名、学名、産地、全長が載っている。

 魚の名前
 魚の外観と各部の名称

  • 昔から鯉のことを三六鱗と言うが、これは側線上の鱗のことを言っている。

 第1章 カラシン科

  • カラシン科の魚にはテトラと言う名称が用いられるものが多い。これは、昔殆ど全てのカラシン科の魚がテトラゴノプテラス(Tetragonopterus)と言う属に含まれていたからである。
  • ブラック・テトラ、フレイムフィッシュ、グローライト・テトラ
  • ネオン・テトラ
    フリスコ熱帯魚研究所に於いて、所長の橋爪氏が私財を投じて購入した100尾以上のネオン・テトラがいた頃、採卵に成功しかけたことがある。

    現在は不注意、ネオンディジーズと呼ばれるネオン・テトラ独特の尾柄が溶けてくる病気のため全滅に近い状態である。
  • ロージィ・テトラ(卵は緑褐色である)、サーパイ(著者はサーペが適当と言っています。マットグロッソーの名もある)、テット・フロム・ブエノスアイレス(学名のコードヴィテイタスとして知られている。※コードビタタス)

    ヘッド・アンド・テイル・ライト・フィッシュ(雌雄の判明は簡単で、雄の臀鰭には必ず切りキズの様なしるしがついている)、プルカー(ラスボラ・テトラとも呼ばれる。※プルッカー)、レッド・ノーズ(最近まで、フリスコ熱帯魚研究所で4匹飼育していたが、殺してしまった。恐らく現在我が国にはいないと思う。

    フェザー・フィン(プリステラに似ている)、ブラインド・ケーブ・フィッシュ、プリステラ・リドルアイ(※リッドルアイ)
  • ブラッド・フィン
    比較的水温の低い地方に産するため(アルゼンチン)、水温15度以下になっても大体生き残る。
    卵を産む時、一般に魚は美しさを増すものだが、この魚は反対に色が消える。産卵は水面近くで卵をばらまく。
  • ハチェット・フィッシュ
    シルバー、マーブル、ブラックウィングが飼育されているが、我が国に来たことがあるのは、シルバーとマーブルである。マーブルは現在種切れとなっている。
  • キロダス・パンクテイタス
    ナノストマス・アノマラス(※アノマルス)
    マジナータスの名で入ってきているのがアノマラスだと思っている。
  • ナノストマス・トライファシェイタス(※ファッシアタス)、ペンシル・フィッシュ

「熱帯魚の飼い方殖し方」 石川貞二 その2

はしがき
 フリスコ熱帯魚研究所長橋爪政之氏の20年以上にわたる研究にもとづきそこに私の経験と外国の文献による知識を加えたにすぎない

 橋爪氏が折角集められた60余種の熱帯魚も・・・・・・・

 戦後熱帯魚の普及がめざましいのに対して、何らの手引き書も無い状態であるため、各種の文献を土台にして、それに私の経験を加え大体の要点だけは落とさずに記述したつもりである。

昭和28年7月  フリスコ熱帯魚研究所にて

※ここから本文 自分のメモ程度です。
総論
第1章 飼育前の準備
 1,水槽
  a、水槽の大きさ

  • ガロンはあまり使用しない単位なので、見当のつかない人もあると思うが、大体1ガロンは2升と思って差し支えない。正確にガロン数を出すには、縦横高さの三辺を吋(インチ)で測り、その3つを掛け合わせ231で割ればいい。

    魚の数を決める方法として(※止水)体長1cmにつき10~12cm2の水面が必要だと言われている。

    最近、小さなエヤーポンプを使って、水槽内に直接空気を送り込み、積極的に空気を補給しようとする試みが、我が国でも盛んに行われてきた。
    これをエヤレイションと呼び、魚の数を、2倍にふやしてもいい。

   b、容器の形、構造

  • 総ガラスのもので、熱帯魚様に製作されているもの(鉄枠)も最近見かけるが、昔からバッテリーのガラス容器を代用していた。

   c、水槽の置き場所

  • 光は大体北向きの窓際ぐらいの明るさが、適当であると思えば間違えない。直射日光は必要ではなく、理想としては午前中2時間位の直射日光は望ましい。

    電燈(※蛍光灯ではないようだ))の明るさは10ガロンの場合40ワットを8時間又は75ワットを4時間、15~25ガロンの場合60ワットを6~8時間、25~50ガロンの場合75ワットを8~10時間位つければいい。

 2,水

  • エントールと称する塩素濾過器も市販されている。
    氷を溶かした水もいい水だが、雨水と同様に軟水過ぎる傾向があるため、1ガロンにつき茶サジ2杯程度の食塩を入れる。

 3,砂

  • 砂と1分の大磯を半分ずつ位まぜて使用する。

 4,水草 ※各種の説明とイラストがある。

  • 水草のない水槽は。家具のない部屋のようで見た目にも殺風景で何の面白みもない。

    ヴァリスネリヤ(※バリスネリア)、サジタリヤ・ナタンス、サジタリヤ・サブュラータ(スブラータ)、ジャイアント・サジタリヤ

    カボンバ、アナカリス、ミリオフィラム(松葉藻 マツモ)、ルドウィジヤ、クリプトコライン(ベケッティ、ウイリッシ、コルダータ、シリアタ、グリフィッシ)

    スパタードック(河骨)、ハイグロフィラ(戦前にはなかった)、ウォ-タースプライト、アマゾンソードプラント、エキノドラス・ラディカンス(※ラジカンス)、リシヤ(※リシア)、ウォーター・レタス、ウォーター・ファーン、ウォーター・ヒヤシンス

 5,水槽内の配置

  • 砂の厚さは少なくとも5cmは欲しい。

 6,各種の器具

2008年6月29日 (日)

「熱帯魚の飼い方殖し方」 石川貞二 至誠書院 昭和28年

「熱帯魚の飼い方殖し方」石川貞二 至誠書院 昭和28年9月5日発行 定価250円 地方買価255円 172ページ B6版

 数少ない昭和20年代の熱帯魚飼育本です。著者は東京水産大学卒業後フリスコ熱帯魚研究所に勤務し、ここで熱帯魚の飼育、繁殖に携わっていた方です。

 著者はこの本の他にも、金園社から昭和39年に「熱帯魚の正しい飼い方(付海水魚の飼い方)」、田中書店から昭和32年に「金魚 観賞と飼い方」を出版しています。

 なお、加島書店からも同名、同著者の飼育書が出版されていますが、これは出版社である至誠書院(至誠堂書院)の園芸部が昭和29年に独立して加島書店を設立したためで内容は同じです。(HPより)

 ホームページには上記のように昭和29年と書いてありますが、加島書店版の本は昭和28年発行となっているようです。
と言うことで至誠書院版の方が古書界では少ないかも知れません。

構成


口絵
はしがき
目次
本文
 総論
  第1章 飼養前の準備
  第2章 飼養中の注意
 各論
  第1章 カラシン科
  第2章 鯉科
  第3章 胎生メダカ科
  第4章 卵生メダカ科
  第5章 闘魚科
  第6章 シクリッド科
  第7章 その他の熱帯魚
附録
 熱帯魚の企業化


 函の表側と背は書名、著者名、出版社名、裏側は社章と定価が書かれています。加島書店の方は函に丸い穴(窓)を開けカバーのイラストのエンゼルフィッシュが外側から見えるように工夫してあります。

カバー
 エンゼルフィッシュとスマトラの混泳の白黒写真が載っていて、加島書店版のイラストより高級なのでしょうか。


書名、著者名、出版社名が書いてありますが、出版社名のところが、東京至誠書院となっています。

口絵
カラーイラストで39種の熱帯魚を紹介している。

-----メモ-----
西暦1953年=昭和28年
関連書

2008年6月18日 (水)

「熱帯魚」 雨宮育作監修 その6

本文のつづき

闘魚と半闘魚の習性と飼い方 執筆:広海貫一
 アナバンティド科(アナバテッド) 7種
  この稿はインネスの著書を多く参考にした。

  • パラダイスフィッシュ
    学名のMacropodusは大きな足(鰭)背鰭と臀鰭に関連して、opercularisは鰓蓋の上に点のある。
    1866年にカルボニエによってパリに輸入された。アメリカへはセントルイスのアドルファス・ブッシュにより1876年に移入。白変種系統は1933年にヨーロッパからアメリカに輸入された。
  • シャム闘魚(ベタ)
    学名のBettaは産地名アカン・ベッターからで、splendensは素晴らしいの意。
    1927年シャム(タイ)からサンフランシスコに輸入され、その荷受け人ロック氏は新種と考えベッタ(ベタ)・カンボジャと名付けた。
  • パール・グーラミイ(グラミー)
    ヨーロッパではモザイク・グーラミイ、英国ではレース・グーラミイと呼ばれている。
    アメリカへ輸入されたのは1933年である。

コラム
天然記念物になった魚 執筆:皿井長四郎

  • 鉄魚、緋ブナ、イトヨ、アラレガコ、ナメクジウオ、魚ではないがオオサンショウウオ、カブトガニ、カワシンジュガイ、植物ではマリモ、ヒカリモ、オニバス、ミズスギゴケ、ムジナモ。これらの指定地域以外の生息地も列記している。

副業としての熱帯魚 執筆:鈴木吉五郎

  • 著者は戦前、淡水魚、海水魚の仕事をしていたが、全部軍部に供出させられ、又、品種の保存だけを条件としていたと述べています。

 副業に向く魚は何か

  • エンゼルフィッシュ、スマトラ、ラスボラ・ヘテロモルファは間で完全に成功したとは言いかねているが、苦心して成功したらたいしたものである。

 海外へのかけ口は

  • 米国は大量生産で、我が豆粒にも及ばないものとでは問題にされない。内地関係では1/4~1/5ならよい方である。

 副業投資の一つの型をだしてみると

  • 1坪の温室 25000円、容器20000円、燃料12000円、エンゼルの子30000円を投資して1年後、1匹50円の卸として3000~4000匹得ても150000~200000円になり、この辺の計算なら困難でないはず。因みに昨年の卸値は75~120円

 副業として始める時のポイント
  地道なものを選ぶ
  飼育技術を身につける
  生餌の確保
  壊れた物は自分で
  業者と契約
  種類は少なく
  業者は近くで
  生産は2月から7月まで
  海外輸出可能の魚も対象に
  品種の選別

コラム
 柳家金語楼インタビュー記事

マウス・ブリーダーの飼い方とその習性 執筆:広海貫一
 Haplochromisは純クローム化物、multicolorは多彩なと言う意。
 女として恥ずかしい大口
  口中に含まれる期間は15日。幼魚は11日目に出てくる。

 網で掬われても口を開けない
 母の口は安全地帯
  4~5日口から出たり入ったりするが、その後入らなくなる。

 他の種類

  •  ティラピア・マクロウセファラ(Tirapia macrocephala)、ティラピア・モッサンビカ(モザンビカ Tirapia・mossanbiea)がいる。

熱帯魚の繁殖のさせ方 執筆:広海貫一
 熱帯魚の繁殖の意義
 繁殖の準備
  繁殖用器具
  繁殖用水草その他
  繁殖用の水
 繁殖用種親の作り方
 種親の扱い方
 繁殖のさせ方

コラム
 変わったトゲ魚の話 執筆:牧野信司

海の魚の飼い方 執筆:皿井長四郎

コラム
 川の魚も楽しく飼える 執筆:皿井長四郎

熱帯魚飼育相談室 執筆:牧野信司
 Q&A形式です。

コラム
 初めて成功したネオンテトラの孵化

魚と水草器具の値段表 三越熱帯魚売り場調べ
 少し抜粋してみますと

  • ネオンテトラ 400円、レッド・ノーズ 3000円、ナノストマス・マジナータス 3000円、ゼブラダニオ 150円、ヘテロモルファ 500円、アカヒレ 150円、グッピー 一般種30円 高級種500円以上、レッド・ソード 250円、ベタ普通1000円 高級種2000円以上、エンゼル・フィッシュ 500円
  • 水槽2*1:1尺 3000~5500円、フィルター水中式 350円、エアーポンプ 1100~2600円、サーモ 850~1800円
  • サジタリア 20円、アマゾン・ソード 大1000円、クリプトコライン・アンダルタン 500円

以上でこの本の紹介は終わりです。

2008年6月16日 (月)

「熱帯魚」 雨宮育作監修 その5

※ここからは各魚の説明です。面白い或いは特色のある説明だけ書いておきます。

熱帯魚の種類と習性

  • 説明中には雌雄の判別法と産卵について書いてある。また、白黒ですが写真も結構あります。

卵生する種類 26種 執筆:竹腰宏、石川貞二

  • ネオン・テトラ
    繁殖は昭和29年の正月に大阪の辻本氏が初めて成功した。※牧野信司が世界で初めてと言う記述をよく見かけるが、どっちが本当なのか。
  • ナノストマス・アノマルス
    anomalusはラテン語の変態(abnomal)の意味で、カラシン科の特徴である脂鰭を持たないためである。
  • プルッカーのことをラスボラ・テトラと呼んでいる。

鯉科 20種

  • バルブス・オリゴレピス
    オリゴレピスとは鱗が少ないという意味のラテン語である。
  • ガーネット Aphyocyprinus sp
    初めて輸入されたときはラスボラ・バンコックと言う名が付いてきた。しかし最近ラスボラではなくアフィオシプリナス属に入れられている。種名は明らかでない。
    雄は体に金色に近い茶色の線が入り非常に美しい。
  • ブラック・シャーク
    この魚が初めて発見されたときは、アメリカで1000ドル(36万円)したそうである。

卵生目高科 11種

シクリッド科 14種

  • ディスカス
    完全な番は1000ドルとも言われている。
  • アピストグラーマ(アピストグラマ)
    現在飼育されているのは、ラメリザイ(ラミレジィ)、アガシザイ(アガシジー)、パーテンス(ペルテンシス)、U2である。

その他の熱帯魚 21種

  • トーキング・キャットフィッシュ
    胸鰭が特に発達していて、これで餌を引き裂いて食べるらしい。※すごい事言ってますが写真はちゃんと載っています。
  • コリドラス かっこ内は今風に
    現在我が国には10種類くらいのコリドラスがきている。エーニュス(エネウス)、arcuaus(アークアタス)、sabauti(ラバウティの間違いか、アークアタスに似ているが黒い線は背中から尾部まで通っている)、hastotus(ハステータス)、julii(ジュリー、レオパード・コリドラスと呼ばれている)、melanistius(メラニスティウス)、paleatus(パレアタス)、punctius(プンクタータス)
  • ロリカリア・パルバ
    鰐に似ているのでアリゲーターフィッシュとも言われている。

胎生する種類 8種 執筆:藤井安雄(東京水族館)

  • グッピー 説明に1ページ半ぐらい紙面を取っています。
    雄は美しい斑紋や尾ヒレの変形があり、いわゆる単性多型の一つで、シュミット(Schmidt)やウインゲ(Winge)の遺伝研究に用いられて有名である。

    「グッピーも将来らんちゅうのようにグッピーだけの品評会もできることであろう」と言ってます。また、グッピー以外ではベタくらいであるとも言っている。この人はスゴイですね。

    現在の鰭の形でも、ベールテールグッピー、ソードテールグッピー、ファンテールグッピー、ライアテールグッピーなどと名付けられている。また、ゴールドグッピーといわれるのがある。
  • ワグテール・プラティ
    これは戦前にはなかった品種で、マイロン・ゴルドン博士(Dr.Myron gordon)が原種のプラティの交配によって黄色のものを作り固定した。
  • ブラック・プラティ
    全体が真っ黒ではなく、腹から尾の部分までがゴマを撒いたようになっている。背は灰褐色。
    このブラック・プラティの背や頭の部分の地色が赤や黄に変化したものを固定させたものにヘルメット・プラティとタキシード・プラティがある。
  • ベリアタス(バリアタス)
    雄の体色には2系統ある。ひとつは、側面・背鰭は黄色で尾鰭は黄赤色、他系統は体側に青色を混え、背鰭は黄色で尾鰭は濃赤色である。
  • ソードテール
    若いときははじめは雌雄比が75対25であるが、成長後にこの比が反対に25対75になる。

    エッセンベルグの研究によると、本来の雌雄の比は75%対25%であって、その75%中の25%は正常に雌として発育するが、残りの50%は発育途中で卵巣が退化し雄になる。

    ソードテールは大正5年に、金魚の育種で有名な東京の秋山吉五郎氏が初めて輸入された物で、これが日本で淡水産熱帯魚の輸入し鑑賞した最初のものである。
  • レッド・ソードテール
    1922年ニューヨークのシルバー氏がレッド・プラティと原種のブルー・ソードテールとを交配して出来た。現在多く見られる美しい朱紅色のものは1930年頃に前のとは別に変異から生じたものと言われている。

「熱帯魚」 雨宮育作監修 その4

餌の種類と上手な与え方 執筆:石川貞二
 餌は与え過ぎないように
 粉餌の作り方と与え方
  魚粉     10匁 何でも良い
  乾燥エビ   10匁 桜エビ等
  レバー    10匁 牛又豚
  卵       1個
  メリケン粉  10匁
  食塩  茶匙軽く1杯
  レタスの葉

 生餌の種類と与え方

  •  イトメやボーフラをデパートで売っている例は少ないが、釣道具店にはたいていサシや赤ムシが売っている。

  (a)イトミミズ又はイトメ
  (b)ボーフラ
   最近DDTがあちこち撒かれるのでボーフラも少なくなってきた。
  (c)赤ボーフラ
  (d)ミジンコ
  (e)ホワイト・ウォーム(※ワーム)

  • 昔日本でも割合重宝がられた。夏には弱いので秋に種を仕入れて冬の間餌にする。
    細菌が寄生しているので、1時間以上清水の中に入れてきれいにしてから与える。

  (f)ブラインシュリンプ
  (g)ミクロ・ウォーム(※マイクロ・ワーム)

  • 1938年にスウェーデンの愛好家によって発見され、1946年に同じくスウェーデンのモルトン・グリンダ氏が広く公開した。

水草の種類とその培養 執筆:鈴木吉五郎
 水草の効用
 どんな水草を用いるか
  1,水中種
  2,浮遊種
 沈水固定種
  ここではクリプトコラインではなくクリプトコリネと表現している。
 浮遊種

コラム
 魚の切手 1951年モザンビーク発行の海水魚

貝類の飼い方と殖やし方 執筆:石川貞二
 スネイルは掃除夫ではない
 熱帯魚はスネイルを殺す
 水質の悪変を知るのに利用できる
 殻の腐蝕とその対策
 水槽内に入れる適当な数は?
 種類とその特性
  マルタニシ
  レッド・ラムション・スネール(レッドラムズホーン)

  • 原産はドイツとイギリスである。アメリカには1915年にコペンハーゲン・スネイルと言う名前で輸入されている。戦前日本でもこの名で呼ばれていた。普通2年間生きる。

  オーストレーリアン・レッド・スネイル

アクアリウムの女王 エンゼルフィッシュ 執筆:広海貫一

  • 学名のPterophyllumは飛翔する葉、eimekeiは輸入者のEimekeの名から来ている。
    真のテロフィルム・スカラレ(Lichtenstein リヒテンシュタイン)は滅多に見られない。

 産卵習性
 子魚を何時分離するか
 エンゼルの特性
 エンゼルにおける性

コラム
 魚の中でのごろつき 執筆:雨宮育作
  水族館で雷魚が、違う水槽に移った。
 アルビノ 白子 執筆:皿井長四郎
  パラダイス・フィッシュ
-----メモ-----
1[匁](もんめ) = 1/1000[貫]= 3.75[g]

2008年6月14日 (土)

「熱帯魚」 雨宮育作監修 その3

本文
アクアリウムの歴史とその流行 執筆:雨宮育作

  • 人間自然の要求
    誰でも珍しいものを欲しがり、美しいものを喜ぶのは人間の通有性だと言っています。
  • 西洋でのおこり
    ベスピアス火山の噴火により埋められたポンペイには石で作られた水槽があった。
  • 東洋でのおこり
    春秋戦国時代の昔、越王勾賤に仕えた陶朱公は魚の飼い方の本を著している。
    中国南部温暖地方でで所産された金魚は文亀2年(1502年)に泉州堺港に持ち来たとされている。
  • 南から北へ
    18世紀以降の航海時代に欧州にもたらされ、英国では1760年代にはガラス水槽に金魚を入れて楽しむことが流行した。
  • 日本への渡来
    大正時代後半に西洋でもアメリカでも熱帯魚が流行した。日本でもそれと相前後し、あるいはやや遅れて熱帯魚飼育が流行しだした。
    大正の終わり、昭和初年頃に愛好家であった廣瀬巨海氏は外国から多数種を取り寄せた。
  • 利用とその効用
    熱帯魚は民衆の慰安、科学教育、情操教育、に役立つばかりでなく、屋内の装飾物としても大いに利用されている。

コラム 和泉克雄氏の詩
 極楽魚(パラダイスフィッシュ))の失楽歌

初めて熱帯魚を飼う人のために 執筆:牧野信司
 熱帯魚を飼うに当たって
 どんな魚から飼い始めたらよいか
 水槽の種類と大きさ

  •  「アメリカではステンレスを使用しているようだが」と言っているので日本ではまだ鉄枠の時代。
    当時は1尺3寸*1尺*8寸と2尺*1尺*1尺が一般的だったらしい。

 砂は1分か2分目がよい
 水は
 水草は
  水草の働き
  水草の種類と植え方

 魚と水槽の収容力 水槽の大きさと魚の数の表がある
 照明のとり方
 魚の選び方と運び方

 魚を入れる時の注意
 魚と水温
 保温の仕方

水の温度と日常管理 執筆:石川貞二
 管理の要点は愛情第一
 バランストアクアリウム
 水温は急変しないこと
 水の緑変とその対策
 水の白く濁るのは
 水の取替は何日位で
 ガラスのコケの除く方

  • 茶色のコケが付いた水槽と緑色のコケ付いた水槽の両方をコケ落としした水を混ぜると、両方ともきれいになる。これは茶色と緑色のコケが共存できないからである。

 魚を新しく増やす時の注意
 水槽の蓋はぜひ欲しい
 毎日気をつけて見る点

コラム
 水道水とハイポ 執筆:藤井安雄

  • 2Na(2)S(2)O(3)+Cl(2)=Na(2)S(4)O(6)+2NaCl ※カッコ書き数字は下付数字
    この式で計算すると1リットル当たり1mgのクロールガスを含む水道水には4.5mgのハイポを入れればよいことになる。

 海の魚の淡水馴化 執筆:皿井長四郎

害虫の種類とその対策 執筆:石川貞二
 ゲンゴロウの幼虫
 トンボの幼虫
 ヒドラ

  • 触手にある刺細胞からヒポノトキシンと呼ばれる毒を獲物に注射する。

 ゲンゴロウその他
 魚ジラミ

  • 駆除には水1ガロンに過マンガン酸カリを1グレイン1グレインは0.064g)の割合で溶かせば魚や水草に害なく駆除できる。1週間置きに繰り返す。

 イカリ虫
 幼虫時は魚ジラミと同じ方法でいい。
 プラナリヤ

  • 害はない。新しい水では餓死する。また、水1ガロンに過マンガン酸カリ8分の1グレイン入れても駆除できる。

 ヒル

  • 薬品による駆除法はないが、生肉を糸で縛り水底に沈め翌朝出すことを繰り返す。

かかりやすい病気とその手当のしかた 執筆:石川貞二
 「風邪は万病のもと」は人間だけではない
 白点病

  • マーキュロクローム(赤チン)は水1ガロンにつき、2%溶液を4滴割合で入れる。分量が多いいと内臓が害される。
    メチレンブルーは水草に害がある。5%溶液を1ガロンにつき2滴の割合で入れる。
    硫酸キニーネは1ガロンにつき1/2グレインの割で使用する。水草にも害がない。
    キニーネは少量の水でこね合わせ糊状にし、温湯を加え良くかき混ぜ水槽に入れる。2日目くらいに水が白く濁る場合もあるが、そのままにしておく。

 マウスファンガス

  • 治療法がわかっていない伝染率が早い病気で、病魚を隔離し1日1回オキシフル原液で口をふく。

 ドロプシイ(マツカサ病) 治療法無し
 ギロダクチラス病

  • 1/500の氷醋酸溶液に1日1回20秒浴させるか、または1ガロンの水にホルマリン20滴を垂らし、その中に魚を1日1回5~10秒入れる。

 衰弱と処置

  • 原因が分からない場合は塩水がいい。最初は1ガロンにつき茶匙2杯塩水、翌日塩分を2倍にする。それでも変化がなければ3倍(茶匙6杯)にする。

 エンゼルフィッシュのニキビ
  水を全部取り替えると治ることが多い。

2008年6月13日 (金)

「熱帯魚」 雨宮育作監修 その2

口絵
魚の外形と内蔵 イラスト
混泳写真(カラー)

  • ラスボラ・バンコックなる魚がいます。ブラックラインの入った魚です。

イラストで熱帯魚を紹介 35種 ※結構きれいです。
混泳写真(カラー)
浅草かみなりおこし総本店ないの水槽写真(白黒)

カラシン科の魚(白黒) 10種

  • クセノブリコン・スピルラ(クテノブリコン?)はシルバー・テトラかな。

鯉科の魚たち(白黒) 10種
卵生目高科の魚類(白黒) 4種

  • 好きなダゲッティーが載っている。だけど名前はパンチャックス・チャッペリーとなっています。

シクリッドの魚類(白黒) 12種 2ページ

  • 謎のシクラソーマ・カッテライの写真がある。説明では目がエメラルド状に緑青色に光る。ホンジュラス産の魚で全長8cm。

胎生する魚のいろいろ(白黒) 7種
 グッピーは殆ど原種ですね。
アーチャー・フィッシュが水上のくもを狙っている写真(白黒)
その他の科の魚(白黒) 10種

ベタの産卵写真(白黒)
グーラミーのいろいろ(白黒) 5種
エンゼルフィッシュの誕生(白黒) 産卵、孵化、成長段階
水草のいろいろ(白黒) 10種
 ここでもクリプトはアマノ風にキリプトコラインです。

展覧会を見る(白黒)
 昭和28年5月 日本橋三越本店
 昭和29年7月 品川京浜デパート

プロ訪問 温室の内部を見る(白黒)
 広海貫一氏の緑鱗荘(本人も写っている)
 フリスコ熱帯魚研究所と石川貞二
 日本熱帯魚研究所と牧野信司
 竹腰宏氏の東京水族館
 江ノ島水族館

いろいろな利用の仕方(白黒)

  •  喫茶店、病院、寿司屋、レストラン、個人宅の水槽設置写真
     個人宅では落語家の柳家金語楼さんが水槽の前でポーズをしている写真がある。
     金語楼さんは当時、相当数の水槽と熱帯魚を飼っていたようです。

世界のアクアリウム(白黒)
 アメリカアクアリウム協会により提供されたメダル
 フィラデルフィアの園芸会館で開かれた熱帯魚展
 パキスタンアクアリウム博覧会
 大仕掛けな熱帯魚広告(巨大な看板)

※ここから口絵でも本文に近い愛用
小型熱帯魚飼育温室の設計と建設 執筆:牧野信司

  • イラストと図面を使い12の行程で分かり易く説明している。 
    掘削、コンクリート基礎、土台の材木、アンカーボルト、水槽の棚、入り口戸の寸法、二重戸の付け方、ビニールの張り方。
    本格的な温室の構造を3つイラストで紹介し解説。

保温ケースの作り方と注意点 執筆:牧野信司

  • イラストと図面を使い解説。例として幅4尺6寸、高さ5尺7寸の保温ケースを紹介している。この大きさだと標準の2尺*1尺*1尺の水槽が6本置ける。因みに板厚は3寸となっています。

飼育設備と器具のいろいろ 執筆:牧野信司

  • 写真とイラストで紹介している。今まで本で紹介されていなかった上部フィルターの写真が載っている。角に載せるタイプのもので、この後に発売されたサイレントに近い物か。
    他にイラストだがPH電流計測定器なんていうのも紹介している。

小型温室の暖房について 執筆:牧野信司

  • 温水暖房についてよく説明されている。(特に園芸温室で使われるコンベクター方式
     小型温室暖房燃料長短表は前に紹介した「「熱帯魚の飼い方」 藤岡 昇、藤本義昭 六月社 昭和33年と同じものが使われている。藤本氏が許可を得て使用したのか、なにか別の資料があり牧野氏共々、当時の執筆者たちがこの表を利用したのかわからない。

サーモスタットの取扱いと注意 執筆:牧野信司

  • バイメタル式サーモスタットの注意点をイラストを使い説明。
    以前わからなかった外部調節式と内部調節式の違いがこのイラストで理解できた。
    電子サーモが発売される直前のサーモは調節つまみがガラス管の外に出ていたが、もっと以前のサーモはガラス管内に調節つまみが収まっていたらしい。
    また、当時は「保温器」と称しサーモとヒーターが5cmぐらい離れて平行にブリッチで固定されている一つの製品が主だったようだ。

水槽内の装飾と配置の工夫 執筆:牧野信司

  • イラストと写真(江ノ島水族館提供)で解説
    例1 日本的な味を生かした方法
    例2 西洋的な味を生かした方法
     石で分けた所に水草植え、その他に白砂を使ってアマノ風です。
    例3 岩を用いて渋い味を生かした方法
    例4 岩を用いて幻想的な感じを出した方法
     これも岩と背の低い水草をつかうところがアマノ風です。
    例5 草だけを用いた方法
    例6 1個の水槽にしきりを入れて分ける方法
    装飾用玩具のいろいろ

餌のとり方 執筆:石川貞二

  • イトミミズのとり方、ミジンコのとり方、赤ボウフラのとり方を写真とイラストを使い解説。

ブログ村

  • にほんブログ村 観賞魚ブログ 熱帯魚へ
無料ブログはココログ