2011年7月15日 (金)

「熱帯魚」  鷹司信敬 昭和7年 西ヶ原刊行會 その4

 

巻貝

  貝の種類
   1.コーラル スネール Planorbis corneus
   2.ものあらがい Lymnaea japonica
   3.かはにな ※かわにな Thiara libertina
   4.まるたにし Viviparus malleatus
   5.おほたにし ※おおたにし Viviparus japonicus 

 魚類
  飼育上の注意 省略
  餌料 7ページ
   1.みじんこ Daphnia (關西,あかこ)
    養殖についても記述
   2.いとみゝず Limnodrilus,Tubifex
    關西では「ももほうずき」と云う。

   3.ホワイト ウォーム ※ワーム
   4.ぼうふら
   他に乾かした餌料について、米國での配合と作り方の記述 

 魚の種類
  魚體の部分
   圖により説明
   以下各種の説明 写:白黒写真掲載
  1,こひ科 ※こい 9ページ
    1.バルブス ラテリストリガ Barbus lateristriga 写
    2.バルブス セシファシオラトゥス Barbus semifasciolatus 写
    3.ラスボラ ナイルヘリエンシス Rasbora neilgherriensis
    4.ラスボラ ヘテロモルファ Rasbora heteromorpha 写
    5.ダニオ マラバリクス Danio malabaricus 写
    6.ゼブラ ダニオ Brachidanio rerio 写
    7.ダニオ アナリプンクタトゥス Brachidanio analipunctatus  

  2,めだか科
    8.パンチャクス Panchax panchax 写
    9.チャペリ  Panchax chaperi 写
   10.ブラック モリエニシア  Mollienisia sp 写
   11.グピー  Lebistes reticulatus
   12.ブリュー ムーン  Platypoecilus maclatus ※ブルー 写
   13.ゴールデン ムーン  P. maclatus 写
   14.レッド ムーン  P. maclatus
   15.ブラック ムーン  P. maclatus
   16.サラサ ムーン  P. maclatus 写
   17.ソード テール  Xiphophorus helleri 写
   18.ブラック ヘレリ  X.helleriとP.m.var.pulchraとの交配種
   19.レッド ヘレリ X.helleriとP.m.var.rubraとの交配種
   20.ガンブシア アフィニス  Gambusia affinis  

  3,アナバス科
   21.クライミング パーチ  Anabas testudineus
    「木登りすずき」  

  4,闘魚科
   22.スポッテッド グラミー Trichopus trichopterus 写
   23.パラダイス フィッシュ Macropodus opercularis
    本邦では臺灣金魚という

   24.ベタ ルブラ Betta rubra 写
   25.ベタ スプレンデンス Betta splendens 写
   26.ベタ カンボジア Betta splendens var, cambodia 写
   27.クローキング グラミー Ctenopus vittatus 写  

  5,キクラ科
   28.マウス ブリダー Haplochromis strigigena 写
   29.アカラ Aequidens portalegrensis 写
   30.エンゼル フィッシュ Pterophyllum scalare 写  

  6,ポリセントリ科
   31.バヂス バヂス  Badis badis ※バディス 

 病氣と害敵
  1.白點病
  2.コスチア Costia sp.
  3.ギロダクチルス Gyrodactylus sp.
  4.松皮病
  5.サプロレグニア菌 Saprolegnia sp.
  6.てふ Argulus japonicus
  7.いかりむし Lernaea elegans
  一般の注意

アクアリウムに關する参考書
 洋書14冊、洋雑誌4冊

これでこの本の紹介は終わりです。

2011年7月13日 (水)

「熱帯魚」  鷹司信敬 昭和7年 西ヶ原刊行會 その3

アクアリウム 17ページ 写真4ページ
 容器
  適當な容器

  • タンク(※金属枠水槽の事)、ヅンド(ズンド)、電池のバットの良し悪しの話

  容器の大きさ
   タンク 幅*奥行*深サ
    大 1尺1寸 6寸5分 6寸6分
    中 1尺   5寸5分 5寸5分
    小 8寸5分 4寸5分 4寸8分   

   ズンド 直徑*深サ
    大  8寸 6寸
    中  7寸 5寸
    小  6寸 5寸5分
    最小 5寸 4寸

  手製の容器
   石油等の空缶をを使用したタンクの作り方の説明
   金属用と木製用のパテの作り方、配合 

 タンク内の設備
  石等の装飾について 

 砂
  天神川砂さび砂、川砂、海砂、那智砂
  敷き方 

 水の入れ方 省略 

 タンクの扱い方
  タンクを置く場所 省略
 冬の設備

  • インネスの本より保温の図を掲載してあるが、なかなか面白いです。
    棚の間隔はタンクの深サの約一倍半乃至二倍位

  保温装置
   竹内式煉炭暖爐 

 器具 省略
  洗面器
  バケツ、柄杓及び如露
  手網
  杓子又は匙
  擂鉢と擂粉木
  篩 

水藻類 18ページ
 水藻の効用 省略
 水藻の採集と處理 省略
 水藻の種類
   1.ふさも Myriophyllum verticillatum
    ほざきのふさも Myriophyllum spicatum
    前者の方は稍莖の節の間が細く、莖が密

   2.まつも Ceratophylum demersum
    「はらきちも」とも云う

   3.かはほね Nuphar japonicum ※こうほね
   4.くろも Hydrilla verticillata
   5.せきせうも Vallisneria spiralis ※せきしょうも

   6.えびも Potamogeton crispus
   7.ひろはのえびも Potamogeton perfoliatus
   8.ぬまはりゐ Eleocharis palustris ※ぬまはりい

   9.うきくさ Spirodela polyrhiza
  10.さんしょうも Saluvinia natans
  11.たぬきも Urticularia vulgaris
  12.むじなも Aldorovanda vesiculosa

  13.サジタリア スブラタ Sagittaria sublata
    ほかに ナタンス S.natans
        シネンシス S.sinensis

  14.カボンバ Cabomba caroliniana
  15.ぼたんうきくさ Pistia stratiotes

2011年7月11日 (月)

「熱帯魚」  鷹司信敬 昭和7年 西ヶ原刊行會 その2

カバー
 台付アルミ枠水槽にプラティ各種の白黒写真
表紙
 ブルー地にエンゼルフィッシュのイラスト 背は金文字

 カバーと同じ写真

口絵
 白黒写真
  泡巣を守るベタ・ルブラの雄
  アメリカの展覧会 2葉
 カラーイラスト 4ページ
  T.SEKIGUCHI氏による精緻なイラスト ※関口
  魚名は薄紙に記し、イラストにかぶせるようになっている。

  • パンチャックス、チャペリ雌雄、グッピー雌雄、バルブス・セミファシオラトゥス、ダニオ・アナリプンクタトゥス、ゼブラ・ダニオ
    ソードテール雌雄、ブリュー・ムーン雌雄、レッド・ムーン、ブラック・モーリー雌雄
    パラダイス・フィッシュ雌雄、ベタ・カンボジア雌雄、ベタ・スプレンデンス、ベタ・ルブラ、スポッテッド・グラミー
    スカラレ、バヂス・バヂス雌雄  


 専門家の學術書は兎角無味乾燥に落ち入り易く、又好事家が學術を道樂半分に取扱った書物には誤謬があって困る。讀んで趣味多く、然かも正確なる内容に充ちた著書は中々に得難いものであるが、本書は此の兩缺點を好く免れ得たる快著である。
・・・・さは云へ觀賞魚の飼養に關して指針たるべき良書の未だなきは甚だ残念である。本書は即ち此の缺を充すものである。
 所謂觀賞魚は好事家のみが道樂に飼ふものであると思っては間違いである。・・・・依って研究家は魚を小容器中に活かして長く貯へ、又實驗室内にて繁殖させる必要がある。其に適當する觀賞魚並に其の飼養法を熟知することは研究上に便宜が甚だ多い。本書は此の意味から見て學術書である。敢えて私の推奨するまでもないが本書は愛鱗家の好伴侶であり、又學術研究家の参考書である。

   東京帝國大學農學部水産學教室にて
   昭和七年初夏  雨宮育作

はしがき
 ・・・・此の熱帶魚を飼ふと云ふ事は、今云ふた金魚より手易く、しかも適當に飼へば或は金魚より丈夫であるかも知れないのであります。少くとも同じ程度に容易に飼へるものであります。
 本書は極う初心の方々を目標として居ますから、今迄に多少とも手掛けた方々には、判かりきった事と思はれる點が多いかも知れませんが、其れはご容赦願ひます。
 ・・・・兎に角皆様方に熱帶魚を飼ふと云う事は何んな物であって、飼って見たら成程面白い物であると思って下されば、著者は幸甚と思ふ次第であります。
 ・・・・多くの寫眞を撮影された本庄伯郎氏に對し、又見事な圖版を畫かれた關口俊雄氏に對し・・・・

熱帶魚飼養の歴史 1ページ
 ・・・・我が國に於ける熱帶魚の飼養は極めて最近の事で、大正五年に秋山吉五郎氏がソード・テール(Xiphophorus helleri Heckel)を輸入したのに始まり、同七年にグピー(Lebistes reticulatus Peters)を更に昭和三年頃からは少しづつ輸入され・・・・

2011年7月 8日 (金)

「熱帯魚」  鷹司信敬 昭和7年 西ヶ原刊行會

「熱帯魚」 鷹司信敬 昭和7年7月21日發行 西ヶ原刊行會 四六判 P.108 定價1円50錢

 本書は熱帯魚単独の飼育書としては日本で初めて本であるが、先に紹介した白木正光氏の「金魚と熱帶魚の飼ひ方」の2ヵ月後に発刊された。
 ただ、「金魚と熱帶魚の飼ひ方」と違うのは、こちらは当時の本としては珍しくフリガナがないという事です。これは読者をあるレベル以上を想定していることであり、著者をして判る様な気がします。

 両書とも、多岐にわたる魚種を紹介していますが、本書ではカラシン科の紹介はなく、白木氏の本でもピリフリナ(ピュルリーナ)1種の紹介があるのみで、当時の輸送法では南米からの小型魚種の輸入は難しかったのか、特異な生態の魚種が飼育の中心だったのかだと思いますが、両書ともに紹介されていないのがナマズ系なので、カラシンの紹介がなされていないのは前者の理由かと思います。

 紙質もこの本の方のが良く、白黒写真の出来も良いです。目次は詳細です。
 著者の鷹司信敬氏は公爵の子で、堺水族館の館長を勤めていた。

 この文書は昭和9年3月2日三版發行を元に書いています。

【構成】

口絵
T.SEKIGUCHI ※關口俊雄

目次
 はしがき
 熱帶魚飼養の歴史
 アクアリウム
  容器
   適當な容器
   容器の大きさ
   手製の容器
  タンク内の設備
  砂
  水の入れ方
  タンクの扱い方
   タンクを置く場所
  冬の設備
   保温装置
  器具
   洗面器
   バケツ、柄杓及び如露
   ゴム管と鹽笊
   手網
   杓子又は匙
   擂鉢と擂粉木
   篩

 水藻類
  水藻の効用
  水藻の採集と處理
  水藻の種類
   15種名を列記

 巻貝
  貝の種類
   5種名を列記

 魚類
  飼育上の注意
  餌料
   4種名を列記

 魚の種類
  1,こひ科 ※こい
    7種名を列記

  2,めだか科
   13種名を列記

  3,アナバス科
   1種名を記述

  4,闘魚科
   6種名を列記

  5,キクラ科
   3種名を列記

  6,ポリセントリ科
   1種名を記述

 病氣と害敵
  5つの病名、害虫名を列記
  一般の注意

学名索引
アクアリウムに關する参考書
索引
奥付

-----メモ-----
1932年=昭和7年

2011年7月 6日 (水)

「新しい金魚の飼い方殖やし方」 中路晋一 昭和40年 日本文芸社 その5

金魚飼育の歴史
 飼育のはじまり 9ページ
  金魚の故国
  江戸時代の流行
  飼われた種類
  金魚の見せ物
  金魚と文芸
  金魚と工芸 

 食用と薬用 1ページ

営業としての金魚の飼育
 養殖と卸売をめざして 6ページ
  金魚の生産地
  養殖場の条件
  親魚の入手
  金魚の販路
  利潤の程度
  開業資金 

 営業用池の造り方 6ページ
  池の大きさ
  池の形
  土池の深さ
   中央を浅く周囲を深め
  土質
  池の周囲
  注水口
  排水口
  池底の藻 

 金魚小売り業の手引き 6ページ
  金魚小売りの収益
  小売りの方法
   行商
   床店
   夜店、露店
   金魚すくいと釣堀
   小売りの金魚のエサ
   小売りの値段 

 金魚の輸送 4ページ
  生簀に収容
  輸送の容器
   組み桶 五つ組のもの二組を一荷という。5kg収容できる。
   5kgは当才のワキンで4,5千匹、二年魚なら2,3千匹。
  輸送中の水
  卵の輸送

-----メモ-----
 橙黄色=とうこうしょく
 頭頂=ずちょう
 虹胞層=こうほうそう
 調色=ちょうしょく
 単臀=たんでん
 藍藻=あいそう
 魚巣=ぎょそう
 花穂=はなほ
 尾筒=びとう
 魚巣=ぎょそう
 一番仔=いちばんし
 下肥=しもごえ
 背形=はいけい

以上でこの本の紹介は終わりです。

2011年7月 4日 (月)

「新しい金魚の飼い方殖やし方」 中路晋一 昭和40年 日本文芸社 その4

 金魚の飼い馴らし方 1ページ

 エサの種類と与え方 9ページ
  天然のエサ
  動物性エサ
  エサの与え方 

 エサと栄養との関係 4ページ
  食物の消化
  栄養分
   エサに含まれる栄養分の割合(%)の表を掲載 

 エサの採集と養殖 5ページ
  ミジンコの採集
  アカボウフラの採集
  イトミミズの採集 

 冬囲いの仕方 2ページ
  水温が5~6度以下になる季節。12~13度になるまで必要 

 金魚の褪色現象 7ページ
  金魚の色変わり
  種類による差異
  自然の体色
  環境と色調
  人口調色
   ウロコを取る方法と薬品による方法の手順が書かれている。 

 金魚の害敵 8ページ
  それぞれについての防衛法も記載
  獣類
  鳥類
  魚類
  昆虫類
  寄生虫 

 金魚の病気と手当 10ページ
  病気の種類
  病気の原因
  金魚の健康診断
   1,運動状態を観察
   2,体色の変化に注意
   3,エラの色
   4,フンの状態
  以下の病気について症状、予防と治療について記載

  • 白点病、白雲病、まつかさ病、しらかび病(わたかび)、便秘、腸炎、心臓病、エラくされ病、気胞病

らんちゅうの飼い方
 四季の応じた管理 12ページ
  一月の心得~十二月の心得まで記述 

 らんちゅうの選別 17ページ
  らんちゅうの稚魚をハネ出すときの標準は
   5点を記述

  二つの標準形
   丸手と長手について説明

  らんちゅうの色の呼称

  • 20の色と呼び名(例えば、船底=腹部が赤い、猩々=尾ヒレの先端まで赤い)を説明

  頭部
   稚魚時代の見分け方解説
   竜頭、髪張り、兜頭巾について説明

  背の形
   腰高、登り腰、一文字、背瘤、帆柱、鋸背の説明
   2ページを使って不良の背をイラスト説明

  尾の形
   段違い、袋尾、尾開き、つまみ尾、尾心立の説明
   3ページを使って不良の尾をイラスト説明

  腹の形
   前孕み、釣腹、片孕みの説明

  鱗の並び方
  体位
  泳ぎ方 

 らんちゅうの品評会 5ページ
  参加資格
  審査の方法
  無資格の金魚
  審査の要点
  色模様の名称

  • 赤の部、白の部、更紗の部、頭模様の部、黒の部、虎の部の各部門の分けを解説。

2011年7月 1日 (金)

「新しい金魚の飼い方殖やし方」 中路晋一 昭和40年 日本文芸社 その3

飼い方と殖やし方
 金魚の買い求め方 5ページ
  健康な金魚
  体色
  体形
  形の大小 

金魚を飼う容器 8ページ
  容器の選び方
  水槽の管理
  水換えの要領
  水槽に入れるエサ 

屋外での飼育 3ページ
  金魚がめ
  木舟
  モルタル塗りの箱
  睡蓮池
  泉水 

趣味の庭池づくり  9ページ
  池の位置
   日照5時間以上
  池の数
  池の大きさ
   水深は25から30cmぐらい
   池壁の厚さは9cmぐらい
  池の形
  池壁の高さ
  地面から20cm以上
  庭池のつくり方
   型枠に万年塀のコンクリート板が便利
  セメントのアクぬき
   大体3週間ぐらい
  池の周辺 

飼育に必要な道具 2ページ 

金魚の殖やし方 9ページ
  親魚
  雌雄の見分け方
  親魚の更新
  金魚の扱い方
   網は頭のほうから
   人差し指と中指で尾筒をはさむ
  産卵の時期と準備
   八十八夜前後で水温17,8度が条件
  親魚の準備
  魚巣の準備
  金魚の産卵数
  孵化池の準備 

上手な産卵と孵化のさせ方 12ページ
  産卵期の特徴
   オス魚は発情期にはエサをひかえめにする。
  金魚の受精
  産卵後の管理
   普通二番仔までにする。

  孵化池
  孵化
   水温に対する孵化日数の表を掲載
  稚魚の生態
  稚魚の育て方
   「池出し」とは孵化池から飼育池へ放すこと。
   小皿は水面下20~30cm

  池の面積と魚の数
   大きさ別の1坪当りの尾数の表を掲載
  飼育池の管理
  稚魚の育つ割合
   50%取上げれば好成績。最終的には坪当り300尾前後。
  金魚の取上げ
   「取上げ」とは飼育池から越冬用池へ移すこと。
   冬囲い池は坪当り4kg収容してもいい。 

稚魚の淘汰と選別 3ページ
  第一回選別
   孵化してから2週間後ぐらい。
   坪当り50尾内外

  第二回選別
   孵化してから1カ月ぐらい。

2011年6月29日 (水)

「新しい金魚の飼い方殖やし方」 中路晋一 昭和40年 日本文芸社 その2

はしがき

 金魚を見たことのない人間はいないでしょう、・・・・。最初から金魚を飼うというより玩具ぐらいの気持ちで買い求めますから、飼い方など研究しようとしません。・・・・

 このような飼い方をする人は、金魚のいのちについて無関心なだけでなく、自分の生命の意義についても、ふかく考えたことのない、心のまずしい人にちがいありません。・・・・

 本書では、主として家庭で金魚を飼い、金魚をふやすための方法を、わかりやすく説明してあります。・・・・実際的な方法を記しました。

 ・・・・趣味と生業とを問わず、金魚を飼う人の参考になればさいわいです。

金魚の基本についての基礎知識
 金魚の種類 24ページ
  以下の金魚について説明

  • わきん(和金)、りゅうきん(琉金)、でめきん(出目金)、くろでめきん、あかでめきん、三色でめきん
  • ちょうてんがん(頂天眼)、でめしゅうきん、キャリコちょうてんがん
  • らんちゅう(卵虫、魚蘭魚壽)、おおさからんちゅう、なんきん、おらんだししがしら(和蘭獅子頭)
  • じきん(地金)、とさきん(土佐金)、しゅうきん(秋金)、しゅぶんきん(朱分金)、キャリコ(キャリコ琉金)
  • あずまにしき(東錦)、やまがたきんぎょ(山形金魚)、つがるにしき(津軽錦)、ひろにしき(弘錦)
  • きんらんし(金蘭子)、てつぎょ(鉄魚)、ひぶな(緋鮒)、はなふさ(鼻房)、てつおなが(鉄尾長)
  • コメット

日本産金魚の系譜 4ページ

  シナから輸入された品種
  日本で原種から突然変異で淘汰した品種
  日本で飼育交雜により作出した品種

金魚の形態 6ページ

  金魚の外形
 金魚の運動 1ページ
 金魚の習性 2ページ
 金魚の成育 1ページ
  大きく育った例
   おらんだししがしら 32cm
   りゅうきん     29cm
   じきん       18cm
   らんちゅう     13cm

金魚の寿命 1ページ

 金魚の品種と遺伝の関係 14ページ
  遺伝とはなにか
  遺伝の基礎原理
  メンデルの法則
  金魚の遺伝

金魚に適した水 9ページ

  水中の酸素
   空気中は1/5、水中はさらに1/3
   温度に対する水1リットルあたりの量(CC)の表を掲載

  酸素欠乏と金魚
  どこの水がよいか
   イ、川の水
   ロ、沼や湖の水
   ハ、湧水
   ニ、井戸水

  酸とアルカリ

金魚と水生植物 15ページ

  水草の作用
  植物性プランクトン
  水草と藻類の長短
   イ、硅藻
   ロ、藍藻
   ハ、緑藻
   ニ、鞭藻

  水草の種類
   掲載種類名だけ書いておきます。イラスト9種

  • フサモ類、キンギョモ、コウホネ類、セキショウモ、ミズワラビ、ミズアオイ、ボタンウキクサ、ミズオジギソウ、カナダモ、オオカナダモ、サギッタリア・ギガンテア(※サジタリア)、サギッタリア・スプラータ、サギッタリア・ナタンス、サギッタリア・ギアネンシス、サギッタリア・ミニマ、エキノドルス・インテルメディウス、エローディア・クリスパ、ヘヤ・グラス、アメリカミズユキノシタ、ハイグロフィラ、クリプトコリネ、マダガスカル・レース・プランツ、アポノゲトン・アングスティフォリウム、リムニアンテムーム(バナナプランツ)

2011年6月27日 (月)

「新しい金魚の飼い方殖やし方」 中路晋一 昭和40年 日本文芸社

「新しい金魚の飼い方殖やし方」 中路晋一 昭和40年 日本文芸社 P.261 300円

 出版年代が浅いので、古書市場ではよく見かける本ですが、価格にはバラツキがあります。
 単に金魚全般だけではなく「らんちゅうの飼い方」について30ページほど割り当てているのが特徴的です。
 また、点描のイラストは添えられているが、写真の掲載はなく、シンプルな作りの本となっています。
 なお、点描は丁寧に書かれています。

 適度にフリガナがしてあるため、いままで曖昧だった専門用語の読み方も確認できます。

【構成】
カバー
表紙

はしがき
目次
 はしがき
 金魚の基本についての基礎知識
  金魚の種類
  日本産金魚の系譜
  金魚の形態
  金魚の運動
  金魚の習性
  金魚の成育
  金魚の寿命
  金魚の品種と遺伝の関係
  金魚に適した水
  金魚と水生植物 

飼い方と殖やし方
  金魚の買い求め方
  金魚を飼う容器
  屋外での飼育
  趣味の庭池づくり
  飼育に必要な道具
  金魚の殖やし方
  上手な産卵と孵化のさせ方
  稚魚の淘汰と選別
  金魚の飼い馴らし方
  エサの種類と与え方
  エサと栄養との関係
  エサの採集と養殖
  冬囲いの仕方
  金魚の褪色現象
  金魚の害敵
  金魚の病気と手当 

らんちゅうの飼い方
  四季の応じた管理
  らんちゅうの選別
  らんちゅうの品評会 

金魚飼育の歴史
  飼育のはじまり
  食用と薬用 

営業としての金魚の飼育
  養殖と卸売をめざして
  営業用池の造り方
  金魚小売り業の手引き
  金魚の輸送

本文
奥付

-----メモ-----
1965年=昭和40年

2011年6月23日 (木)

「愛知の淡水魚類」 梅村錞二 平成5年 その5

 マドジョウ

  • 地方名:ドジョ、ドジョンコ、ドジョキン、ドジョッコ、ドンキュウ、ホンドジョウ、ジョジョキン

 ホトケドジョウ

  • 地方名:メクラドジョウ、オカメドジョウ、オカマドジョウ、シミズドジョウ
    地方名の由来を解説

 シマドジョウ

  • 地方名:カンナメドジョウ、カンナメ、カナメドジョウ、カワドジョウ、カンベンドジョウ、カンナドジョウ、ゴメドジョウ、コメドジョウ、カラスドジョウ、カンドジョウ、ケンドジョウ、キンハラ、キンパ、ゴマドジョウ
    地方名の由来を解説

 ナマズ 地方名:特になし
 ネコギギ

  • 地方名:ギギンタ、ゲゲンタ、ゲゲダン、ゲゲンチョ、クロネコ、サシンコ、クロネギ、キンキンナマズ、ハッチン、ヒトサシ、カナネコ、ミサコ、イギラ、ゲンパ、カジンカ
    新種としての命名を説明
    国の天然記念物について

 アカザ

  • 地方名:アカメコ、アカネコ、アカメロ、アカナマズ、カジカ、カラネコ、ミコ、ミコサ、ミコサシ、アカミコ、ゲンタ、アカタ、ミコシャンコ、テキリ、アカテコ、ネギハチ、イギラ
    地方名について「木曽谷の魚」(丹羽)との比較の話

 ウナギ

  • 地方名:幼魚の場合 ハソ、ハリメソ、メソウナギ、イトメソ、ハリウナギ、シラス(稚魚) 成魚には特にない
    皮膚呼吸の割合を表示
    養殖の起源について解説

 メダガ

  • 地方名:アトンバス、アトンバヨ、ギンバス、キンパ、メンパ、メンパゴ、メンバチ、メンパゴ、メンパチ
    地方名の多い理由を4点説明
    タップミノーの弊害の話

 ボラ

  • 地方名:成長に合わせてハク、キララ、オボコ、スバシリ、イナ、ボラ、トド
    成長に合わせた呼び名の意味、語源を解説。
    浜名湖周辺と東京近辺での呼び名の違いを記述

 カムルチー 地方名:ライギョ
  雷魚の名の由来と和名カムルチーの由来
  タイワンドジョウは県内にいない
  英名スネーク・フィッシュ、サーペント・フィッシュ
  顎口条虫の中間宿主

 オオクチバス

  • 地方名:ブラックバス、バス、クロマス、オオクチクロマス

 ブルーギル 地方名:特になし

 スズキ 地方名:成長に合せてセイゴ、マダカ、ススキ
  関東地方、北陸地方、瀬戸内海での呼び名も記載
 シマイサキ 地方名:イサキ(イサギ)

 ドンコ

  • 地方名:トチカブ、トブチン、バカ、ダバ、ダバチョン、タボハゼ、クロトンコ、クロハゼ、バカチョン、ドンバ、ドボロク、オオカワイシャンコ、オマツ
    鈍子の由来
    由来がわからない地方名、ババザル、ババサ、ドブチン、ドボロク

 カワヨシノボリ

  • 地方名:イサンコ、イシャンコ、イシャンペ、ペッシャン、ペシャンコ、イサンペ、イサンゴ、ギサンコ、ダバ、ババンコ、ババンチョ、ババザル、ババチョン、ダバチョン、バカチョン、バカハゼ、ダバンチョ、ドンガ、ドンケツ、ドボチン、トンコハゼ、トッチン、トチカ、クロハゼ、カワハゼ、ハゼ、スイボウ、ジンゴ
    地方名の特徴となっている事項を6つ紹介
    起源不明の名 イサンコ、ギサンコ、スイボウ等

 マハゼ 地方名:ハゼ
  ヒネハゼの話

 カワスズメ 地方名:スズメダイ、イズミダイ、カワダイ
  ティラピア・モザンビカ
  来歴の由来 黒沼勝造博士

 カジカ 地方名:ババタ、カナドチ
  カマキリ(アユカケ)についても解説

 イシガレイ 地方名:カレイ、イシモチガレイ
 タウナギ 地方名:カワヘビ
  豊田市**町での報告例
  成長途中での性転換の話

主要参考文献
 21冊を掲載

あとがき
 「今日ほど環境問題が話題になっているときはない。・・・・・中でもごみ問題と河川等の水質汚濁の問題は、多くの市町村の切実な問題であり・・・・・。
  また、最近になって外来種の中の環境変化に強い種類が繁殖し、在来種が減少しつつある事実もある。
  ・・・・・環境に適応しにくい種類の何種類かを早急に人工的に増殖し、安全な環境に移して保護をしていかなければならないときにきている。」

著者紹介
 昭和7年生まれ、昭和26年、愛知学芸大学生物学教室に入学。

以上でこの本の紹介は終わりです。

«「愛知の淡水魚類」 梅村錞二 平成5年 その4

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